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人間は労力を逃すプロ


しばらく運動をしておらず肥満気味であることに悩んでいる人もいるでしょう。

しかし、なぜ体を動かさなくてもいいのかについて考えたことはありますか?

そう、野生動物は肥満などと言っている余裕はないはずですよね。


ということで、農業関連の内容を学んできて私が実感したことを書いていきます(あくまで私見です)。

率直に、我々は化石燃料を燃焼させて得たエネルギーを利用して、本来であれば体を動かして得るものを獲得していると改めて感じています。

一体どういうことかというと。

一般的には化石燃料は我々の生活に必要不可欠というよりは付加価値というイメージが強いかもしれないですね。

しかし、実際に明日石油がなくなったとしたら到底今の生活水準が成り立つはずもなく、

我々のライフラインである食料を生産する農業においても付加価値などではなく、この人口を賄うための必須事項の一つと思います。

畑ではディーゼルエンジンや原付では廃止となった2ストロークエンジンが鳴り響き、

とんでもなく重いロータリーを回して畑を耕したり、わんさか生えてくる畦草を刈っている。

もちろん、手作業では経済的に到底手に負えるものではなく、

エコバッグをなどと言っている自分の言葉が空しくなるほどです。
(小さな取り組みの積み重ねは大切と思います)


そうか、我々のこのぬくぬくした生活は、

化石燃料の燃焼エネルギーが我々の肩代わりをすることで実現しているのかと改めて実感させられます。

例えば、私は登山で長く歩いたあとに自動車に乗るとその力強さに驚きます。

何だこの人間離れしたエネルギーは。

そもそも、エネルギーの根源は地下から掘り出されたシダ植物などの遺骸だよね。

これを精製したものを、燃焼・爆発させてピストンを上下に動かし、それを回転エネルギーに変化させて、車輪を回して走る。

どんな執念だよ。


そう、人間は他の生物と比較して、本来の生態として得られるもの以外からエネルギーを生み出して生存に活用する力に長ける、

労力を逃がすプロフェッショナル





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