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前回の著者からの「酒井若菜、はあちゅうと来て、なぜ水沢秋生だったの?」に対する編集者の返答はいかに?

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1994年。
当時中学1年生だった編集者・イワサキは、給食時に1枚のCDを放送室に持っていきました。
TM NETWORKの「STILL LOVE HER」という曲を流してもらうために。

ターンタンタンタタンタンタンタン……

イントロが流れ始めたとき、僕は隣の席の友人に、
「あ! この曲、知ってる? TMのSTILL LOVE HERっていうんだけど、むちゃくちゃ良いから、聴いてみてよ!」
と、かなり大きな声で、話しかけました。
教室中に聞こえるくらいのボリュームで。
もちろん自分のCDであることは言わずに。


中1の僕は、TM NETWORKにハマっていました。熱狂していました。
なのに、TM NETWORKのことを同級生に話しても、誰も聞いてくれません。

く、悔しい。
あんなにいい曲ばっかりなのに。
なんで誰もTM NETWORKの凄さに気づかないんだ。

地団太を踏んだ僕が取った行動。それが冒頭のものだったのです。
少しでも多くに人に、TM NETWORKの魅力に気づいてもらうために。


さて。
前回のnoteで著者から、「どうして、酒井若菜、はあちゅうと来て、水沢秋生に声をかけたのか教えて」と質問されました。

その答えがこれです。

僕は、まだ大勢の人が気づいていなくて、自分だけが知っている魅力を、もっともっと大勢に知ってほしいんです。
知ってもらわないと悔しいんです。
寂しいんです。
だから、「本」を通してその魅力を世の中に広めているんです。

酒井若菜さんも、はあちゅうさんも、そしてもちろん水沢さんも、世間の評価が全然追いついてきていません。

まだまだこの人はこんなもんじゃない。

そんな歯がゆい思いをしながら、僕は『あの日、あの時、あの場所から』を作ったわけです。



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