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この場をお借りして 『感じる。生きる』(11)/ HA〜HA

※全て無料でも読めますが、今後の活動費に当てさせて頂きますので、よろしければご購入もいただけると嬉しいです。


 この場をお借りして。
 私は書くことで、話すことで、自分自信が一番自分と向き合うことが出来たと思った。
 人生って無駄なことが一つもないように、すべての経験が自分を作ってくれていたのだと。
 
 私は、子供の時から家と学校との間に価値観のギャップがあり、ひとの目を必要以上に気にして生きて来たと思う。
 この気持ちは、言葉にするのが難しいのだけど。
 きっと誰もが抱えている気持ちかも知れない。
 だから、誰かと比べてとかじゃないんだけど。

 ただ私は、私なりに家と社会との差を埋めようとしていた。別に誰かに頼まれたわけじゃないのにね。

 私は最初は、やはり親の考えが全てだと思っていた。
 だから世間と比べてあまりにも違う意見で戸惑った。
 そうだからこそ、世の中に間違いなんてないはずだと。
 どちらの意見もぶつけ合うのじゃなくて、分かち合う方法があるはずだと。

 人と人との距離を埋めるためにも、人一倍感情を感じ取っていた気がする。
 そしてその溝を埋められないと、全ての責任が私には自分にあると思って生きて気がする。
 人と人との関係性もいつもそう思っていた。

 すると、それがいつのまにか全ての人間関係でもそう捉えるようになっていた。
 誰かと誰かが喧嘩していたら、「自分のせいかも」とか。
 理由もなく謝ってばかりいた時もあった。
 だから必要以上に傷ついて生きて来た気がする。
 言い方を変えれば、ただの自意識過剰かも知れないけれど。

 自分が意見をすれば、相手は自分を否定された気持ちになったりするかもしれないとか、わけがわからない葛藤が生まれて、そこから自分にどんどん自信がなくなって、自分の存在を自分自身で否定し続けて生きていたと思う。

 そんな私がどんどん変われたのは、自分に気づいていったから。

 ひたすら自分の内側を見続ける。
 それってなんだろうって思っていたけど、自分の歌を作ることで、自分のことを文章で書くことで、より自分を客観的に見つめ直すことが出来た。
 こんなチャンスを頂けたことが奇跡みたいなことだなと思う。

 ずっと抱えていた自分の問題から逃げずに、ひたすら向き合い続けてきたからこそ見つけだした答え。
 私は単純に今の自分を褒めてあげたいと思った。

 私は、いつからこんな風になったのだろうか?と子供の頃の自分を思い出してみた。
 私は内弁慶で、家ではずーーーーーーーっと本当に笑っていて、話しだしたら止まらない性格だった。
 じゃあ何で笑っていたかったのかと理由を辿っていたら、みんな仲良くいてほしい、笑わせたかったからだったなと。
 じゃあ子供の頃から周りを意識していたんだ。今とそんな変わらないな。
 じゃあ周りのことを抜きにして本当の自分ってなんだろうか?
 ありのままの自分ってどんなだったかな?とか。

 結局私は、今も昔も私らしく生きてきたと思う。
 そして、今までは良かったとして、「これからの私はどうしたいのか?」という所まで、自分の中で行き着いた。

 人はみんな違う。

 別に100%分かり合えなくたって、否定じゃない捉え方、生き方があるということを私は悟った。
 戦わない生き方。
 なんだかほっとした。そこに気づけたこと。

 当たり前だけど、自分を大事にするって本当に本当に大事。自分を大事に出来たら人を大事に出来る。
 そして、全てには正解も不正解もない。
 いつの間にか身についてしまっていた自己肯定感の低さにも気づけた。
 それも全部解決していける方法も身につけていける。

 私は多くの気付きに今、本当に幸せだなと思えた。
 自分を楽に出来る方法を知って、益々幸せだなって感じる日々にありがとうがいっぱい。
 この場をお借りして、改めてありがとうございます。

エッセイ#11



【 HA~HA(ハーハ)プロフィール 】
 音楽がすき。自分のタイミングで生まれる歌を時々歌っています。
 自分の人生を通して、人の役にたてることがあったら嬉しいなと思っています。
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 ・HA~HA/instagram
 ・CDアルバム/『sotto』
CDアルバム/『sotto』(全曲ダイジェスト)

『ここ』Live Movie 2020/01/12「shiro & HA〜HA」@Cafe & Livespot FJ's

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