止まったままのあの日たち

思い出というより
思い出されるあの日たち


今日、あの曲を聞いて、

1人、GWあたりの
日差しが穏やかな休日。

ただ1人、夢中になって
見ていたDVD。

そのアーティストを教えてくれた
あの人はいないけど、
アーティストと音楽だけが残った。

そしてDVDで過去に行き、
1人噛み締める音楽。

今日も明るい日差しの中、
自分の部屋でDVDを見て
ただただ過ごしていた日々を
思い出した。
新しいことに沢山触れて
それでもどこか空っぽな日々。

今もこうして
アーティストと音楽が
私の生活を支えている。
そして何度もフラッシュバックする。
そんな日々ももう2年過ぎた。

あの休日の昼下がり、
ただ1人DVDを見ているあの日を思い出し

ああ、私はまだ立ち止まっているのか。
変われていないのか。

今日も思ってしまった。

これに悲しみと虚しさと
空っぽだけどあの時のただ、
それだけを頼りに生きていた
あの日々を思い出す。

そしてまだ続いている。


どんなに前を向いても、
新しいことに挑戦しても、
塗り替えることは出来なかった。

だから美しい音楽に触れる
それでしかバランスが取れなかった。

私はまだ止まっているのか。
変化は色々起こしたけど
まだまだ足りない、分かってる。

いつかこの曲を聴く度に
あの日々を乗り越えた、
また違う光景が浮かぶような日を
どうにか迎えたい。


今日は
ある街に行ってしまったから
色々思い出してしまった。
そして、1人を思い知らされた。
あの日たちはこの街に降りたら
ほんの数分前のように、
なんならもう1人の自分を見るように
鮮明に落ちてくる。

初めて会った日のお店もまだあった。
窓の近くに2人が見えそうだった。


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