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“ねばねば人間”をやめよう ~「○○しなければ」「○○であらねば」と自分を追い詰めない~

昨年末くらいからコーチングを受けています。
自分がこれからどう生きたいのか。転職したいのか?何を変えたいのか?プライベートだったら結婚したいのか?はたまた「結婚するべき」みたいな呪縛から自由になりたいのか?
そんなことがわからなくなってきたときに、友人からコーチングを勧められたのがきっかけです。
大体月に1、2回。自分が今どこにいて、何をしたいのか?それを整理しながら、次のアクションへと繋げていきます。

コーチングについてはこちらの記事がわかりやすくまとまっていると思います。

私も先生に「カウンセリングとコーチングって違うんですか?」と聞いたのですが、

●カウンセリングは、「今のマイナスの状態をゼロに戻してあげる」こと。
受け手が自分で選択できなくなっていることも多いので、具体的に「○○したらどうか?」というアドバイスをしたり、行動を促すことも多い

●コーチングは、「今の状態からさらにプラスの方向へ進んでいくのを手助けする」こと。
受け手の深層心理に眠っている「どうしたいか?」を引き出して、受け手が自分で最良の選択肢を選ぶ手助けをする。コーチから視点を増やす提案はあるが、特定の方向性への誘導はしない。

というのが大きな違いだと、説明していただきました。
なるほど、人に相談したとしても、最終的には自分で選択したい私にはぴったりな方法です。

今回は、「家族・恋人など親しい人に対して、自分が疲れていると怒りっぽくなってしまうのが嫌だ」というテーマで話をしました。

怒ってしまうときの自分の気持ちや、その時の状況、怒っているときに相手がどんな風に見えているか、逆に怒っていないときには相手をどう思っているのか…など、様々な方法で「怒っている自分」にアプローチします。
その時の気持ちになってみたりすると、自分がなんでそんな状態になってしまうのか?がわかったり、結局どうしてほしかったのか、などがわかってきます。

コーチングの最後には「次のコーチングを受けるまで、チャレンジしてみたいこと」を決めます。
今回はまた怒ってしまったときにどうするかのアクションを決めていて、
●禁止事項として:怒ったときに“言いすぎない”ようにする。
●チャレンジとして:怒るのではなくて「かわいくお願い」する。
の2つを目標にしようと考えていました。

…が、先生がちょっと考えた後に
「提案なんですけど、2つめの「かわいくお願いする」っていうのも禁止にしてみるっていう考え方はどうですか?」
といったのです。

その提案を受けたときにハッとしたのが、
私自身が「家族だから○○せねば」「恋人だから○○に振舞わねば」という「ねばねば人間」になってしまっていること。
「いつもなるべくニコニコ機嫌のいい人間でいたい」という思いが強すぎて、そう振舞えない時に強いストレスを感じていたのです。

怒る=自分の思うようにいかないときにコントロールしきれなくなった感情
だとすると、自分で自分にいろいろな規制をかけてしまう状態ってとっても窮屈だなと思いなおし、先生の提案を受けることにしました。

代わりに「怒ったときに、怒ってますと相手にわかりやすく伝える」を追加して、自分の感情にスナオになることにしました。

自分で自分を今まで苦しめていたんだな~という気づきとともに、もうちょっと肩の力を抜いて気楽に生きたいな、と思わせてくれた。
90分のコーチングは非常に有意義なものになりました。

私と同じように「自分という人間はこうあらねば!」と思っている人は、きっと真面目で責任感の強い人が多いのではないでしょうか。
そういう人って多分、ちょっとくらい肩の力を抜いても、不真面目・無責任な人にはなりません。
ねばねばを抜け出して、ちょっとすっきりした自分になってみるのもおすすめです。

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