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「島流しキャンプ」改め「風待ちキャンプ」

 一般社団法人アナザーステージは、イベントづくりを通して学校に行かない子供たちを応援する団体です。学校に行かない子供たちに豊かな時間と確かな自信を提供し、彼らが本来もっている生きる情熱を再燃させることをミッションとしています。
 私たちのメインイベントは、離島隠岐の島で行う学校に行かない子供たちのためのキャンプ。
 2023年8月末に第1回目のキャンプ「島流しキャンプ in 隠岐の島 2023」を開催しました。(このキャンプの様子はウェブサイトからご覧ください。とても感動的な奇跡のキャンプになりました。

「島流し」という言葉

 この「島流しキャンプ」というネーミング、ここでは詳しくは説明しませんが、私たちにとっては非常に思い入れのある言葉で、このキャンプにはぴったりだと考えていたのですが、様々な方々から批判の言葉をいただきました。
 「島流しとはひどい」
 「不登校の子を犯罪者扱いするのか」
 「配慮に欠けるタイトルだ」

などなど、去年のキャンプ前にもたくさんいただきました。スタッフでかなり悩みながら相談しましたが、結局去年は自分たちの思いを貫き、最終的に「島流しキャンプ」として開催しました。参加された方は、皆さんこの名前に納得され、この言葉の持つニュアンスを体感されたと思います。

 今年もSNSでキャンプの広報を始めたのですが、またしても同じようなコメントが寄せられました。
 正直、ちょっとヘコみました。

せっかくのキャンプがネガティブに評価されるのはやだな

 いろいろ考え、相談したのですが、毎年毎年この名前について批判されるのは、やっぱり損なんじゃないか、そこにこだわるより、キャンプの内容を出来るだけたくさんの人にポジティブに受け止めてもらった方が、参加する子供や保護者のためにも良いのかもしれないと考え、名前を変えることを決定しました。

 去年参加した皆さんやスタッフにも考えてもらい、様々な候補の中から最終的に選ばれたタイトルが、

「風待ちキャンプ」

 隠岐の島はかつて北前船の寄港地として栄えた地。学校に行かない子供を、出航のために風を待つ帆船に例え、いつの日か自ら風を選んで動き出す時のために丈夫な帆をつくってほしい、そんな願いを込めたタイトルです。

 今年のキャンプは7月26日(金)〜7月28日(日)に開催。
 どんなドラマが生まれるでしょう。楽しみです。
 キャンプの詳細は追ってお知らせします!


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