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特許から見るメタバース・XR関連テクノロジートレンド②-メタバース・XRに関する特許分析を行う際の考え方とグローバル出願トレンド-

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動する知財情報コンサルタントの野崎です。

2022年5月26日にFIPAS主催セミナー「特許から見るメタバース・XR関連の最新状況 -日本企業にとってのチャンス領域-」で、特許から見たメタバース・XRの最新トレンドについて講演させていただきました。

XR(Extended Reality、エクステンデッドリアリティまたはクロスリアリティ)とはVR(Virtual Reality)・AR(Augumented Reality)・MR(Mixed Reality)など現実世界と仮想世界を融合するテクノロジーの総称です。

本noteでは、セミナーで発表した内容・分析結果について3回に分けて有料公開していきます。

1回目:メタバース・XRに関する概要
2回目:メタバース・XRに関する特許分析を行う際の考え方とグローバル出願トレンド
3回目:
出願ポジショニングマップ🄬から見たメタバース・XRにおける注目テクノロジー

今回は2回目として「メタバース・XRに関する特許分析を行う際の考え方とグローバル出願トレンド」をお届けします。

【免責事項】本分析記事は特許情報分析を通じたテクノロジートレンドについて解説しております。本分析では1件1件の公報読み込みは実施しておりませんので、分析母集団にノイズが含まれている可能性があります。また本分析記事を利用することで直接的および間接的に生じた損失・損害に対し当社は一切責任を負いません。

【特許リスト・グラフデータ販売について】
本記事を有料購読または購入いただいた方はグラフおよび母集団検索式(Patbase)をご覧いただくことができます。また、本分析で用いた特許リスト・統計解析グラフについても販売しております(税別10万円:請求書発行の上、銀行振込)。ご希望の方は contact@e-patent.co.jp までお問い合わせください。

5 メタバース関連特許の分析母集団検索式の設定

メタバースについて特許出願からトレンドを把握するためには、分析母集団をしっかりと定義する必要があります。

適当なキーワード検索だけで母集団を作成してしまうと、Garbage in Garbage out(ゴミを入力するとゴミが出力される)となりトレンドを捉えることができません。

本分析ではメタバースを構成するテクノロジーとして、

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