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2024年2月の読書メーター

2024年2月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1643ページ
ナイス数:127ナイス

https://bookmeter.com/users/214596/summary/monthly/2024/2
■ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)
マエストロの訃報に接して再再読。そこにはまだまだ駆け出しのイキイキとした小澤征爾氏の言葉があふれていた。40年以上前に田舎町の小さなホールの楽屋で終演後の浴衣姿のマエストロにサインをいただいた時のことを思い出しながら。
読了日:02月25日 著者:小澤 征爾
https://bookmeter.com/books/18949

■ニッポン線路つたい歩き
「自由で気楽なんだけど、迷子になることはない。線路沿いを歩けば、いつかは駅に出るから。」”線路つたい歩き”なるコンセプトに基づいたエッセイ。アポなし予定なしのブラブラ散歩の贅沢感。
読了日:02月21日 著者:久住昌之
https://bookmeter.com/books/11558160

■散歩のとき何か食べたくなって (新潮文庫)
文庫版発行は昭和56年だとか!40年以上のエッセイである。その中で著者は古いものが失われていく状況を幾度か嘆かれている。「現代の女も男も、ほんとうの[たのしみごごろ]を味わう術をうしなってしまった。あるものは、どこまで行っても尽きることのない[不満ごころ]のみの日本になってしまった。」この令和の状況はどのように映るのだろうかな。
読了日:02月18日 著者:池波 正太郎
https://bookmeter.com/books/495890

■シャーロック・ホームズの凱旋 (単行本)
ヴィクトリア朝京都にまずやられた。読み始めの頃は寺町通りや鴨川を自分の知っている京都の風景に転換しようと試みたがやがてそれも忘れ森見登美彦氏の沼に引きずり込まれていったような気がする。エピローグはあたかも悪夢の劇のカーテンコールのようではあったがほぼ全編通じてそこはかとない倦怠感というかモヤモヤ感が漂っているのは同氏の「熱帯」を読んでいるときの感覚に似ていたような気もする。古くはペンギンハイウェイなど思い出して久しぶりのモリミーワールドを味わった。
読了日:02月15日 著者:森見 登美彦
https://bookmeter.com/books/21717832

■ひとり家飲み通い呑み
ひとり吞みがマイスタイル。酔うことが目的ではなく息抜きが目的である。そんな視点で「あ~あるある」のエッセイだった。日本語の美しさに惹かれた川上弘美さんとの併読はちょっと頭の切り替えが必要だったがとにかく面白かった。
読了日:02月03日 著者:久住 昌之
https://bookmeter.com/books/4608743

■わたしの好きな季語
四季のある日本が好きである,加齢とともにそんな想いが強くなり、季語や俳句に目が止まるようになった。まだ歳時記を眺める境地には至らぬが季語に関するエッセイには大いなる魅力を感じた。つい先日初読みにして言葉の美しさが印象に残った川上弘美さんの文章。旬限定の食材に惹かれる川上弘美さんの感性に結構心を掴まれた。
読了日:02月01日 著者:川上 弘美
https://bookmeter.com/books/16798051

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