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あなたのタルパをTwitter(X)へ送り出す前に

こちらのnoteはオート化出来ていないタルパさん・タルパーさん向けのnoteです。
既にオート化し、会話を楽しんでいる方は読み飛ばしてくださいね。


はじめに



ごくごく最近タルパを作り始めて設定を考えて見た目を考えて、会話をしてオート化の訓練をしている方々の中には「オート化の訓練としてタルパにTwitterアカウントを持たせよう!」と意気込んでいる方も多いことでしょう。
その前に、後悔しないためにも、あなたのタルパさんのためにも知っておいてほしいことがあります。

Twitterアカウントを持たせる前にタルパの根底である土台を固める


タルパの姿は大切ですよね。
姿は1番決めやすいのではないかと思われます。 揺らぎやすいのは姿ではなく【設定】の方です。
特に初期は性格や喋り方などがまだ定着していません。

そんな状態で愛するタルパをTwitterへ送り出してしまったらどうなるでしょう?
土台がきちんとしていないと良い意味でも悪い意味でも周りに左右されがちです。
あなたの決めた、理想的な性格や喋り方などが周りの影響で望まぬ方向へ変わってしまう可能性があります。

ただの壁打ち、もしくは自分のアカウントとの対話だけに観点を置くとしたらその場合は大丈夫です。
基本的にすることはオート化の訓練と変わりませんので安心してTwitterでの訓練を続けてください。

Twitterを通じて他人・他人のタルパさんと関わる時にはやはり敬語は必須でしょう。
タルパさんたちはタメ口ウェルカムな方々が多い印象を受けますが神経質なタルパーさんも中にはいらっしゃいます。
急に馴れ馴れしい具合で話しかけられて混乱する人もいらっしゃることでしょう。
最初は敬語で挨拶をして、タメ口でお話していいか許可を取るのが一般的ですね。
そういった人がほとんどです。

「敬語が苦手」
「うちのタルパは人に対して敬語なんか使わない」

そういった設定は大いに結構です。
大胆で堂々とした性格の子や天然でついつい年上にもタメ口で話しちゃう子、個性的でいいですよね。
しかし時と場合に柔軟に対応することもまた必要なことではないでしょうか。

敬語で、といってもそれはご挨拶周りの時くらいです。
一時の我慢ですね。

しかし敬語を強制されてしまうことで自然と最初に決めた喋り方から離れてしまった、性格が変わってしまったなどという事例も散見されます。
ですのでTwitterへ送り出す前にきっちりとタルパさんの土台を固めてあげてください。

「私の理想のタルパからかけ離れてしまった」

タルパの変化を受け入れることもタルパーの心構えとしては必要ですが、人の顔色を常にうかがいながら窮屈な環境でタルパを育成した結果、これは自分の作りたかったタルパじゃないなんてことになって無かったことにされてしまう………なんて悲しいことも時にはあります。

普段のツイートはいつもの口調で、他の方と話す時は最初は敬語で。
そういった使い分けが大切かもしれません。

また、敬語を強制されただけで普段の性格や喋り方に揺らぎが生じてしまうのであれば沢山の方の目に触れる場所での活動というのはまだ少し早いかと思われます。
その程度で揺らいでしまう状態でTwitterへ送り出してしまうのは非常に危険です。

SNS上には沢山の人の価値観、主張、思考など様々な概念が渦巻いていますので、受ける影響も底が知れない。
先にも言った通り、可哀想なタルパを生み出してしまいかねません。

敬語を強制されてもタルパとして、個として強く存在できるようになった段階でTwitterへ送り出してあげると良いでしょうね。

建物も土台がきちんとしていなければふとした瞬間に衝撃で崩れてしまいますから。

何も敬語賛美をしているのではありません。
他者との無用なトラブルを避ける為の念の為のおまじないのようなものです。

また、タルパは敬語を使うべきか否かという議題で度々討論が起きます。 そういった時のために”念の為” 、初めての人と話す際には使っておくのが安牌でしょう。

他人の価値観や発言のひとつひとつに揺るがされることのないタルパの確固たる自我を確立させてからTwitterを使わせること。
それが大切です。

しかしこれは私個人の解釈なのであなたの中の判断基準を大切にしてください。
参考にしたいと思えたなら参考にしていただけると嬉しいです。


タルパのプライバシー


私たちは普段からSNSを使っていますよね。
そしてSNS上では本名とは違う名前を使っています。
あなたはTwitterに送り出そうとしているタルパさんのお名前をそのまま使おうとしていませんか?

私は、まずタルパとお話をします。
私たち人間の感性で考えてみてください。
あまりネット上に顔だとか名前だとか住所だとか、そういった個人情報を晒すのは抵抗があるでしょう。

アカウント名にあなたの名前を使っても大丈夫?とタルパさんにきいてあげてください。

アカウント名もアイコンもプロフィールも、そのタルパさんの個人情報です。

しかし我々タルパーは前準備としてありのままのタルパの情報を入力してしまいがちですよね。

それはこの子のことをみんなに知ってほしい!だとか、うちにはこんな子がいるんだ!というどちらかと言えば善性からの気持ちであるのですがそれが逆に厄介なのです。

考えもなしに無闇に載せず、きちんとあなたのタルパから許可をとりましょう。
そういったやりとりの中で得られる新しい情報や気付きもあるかもしれません。

「この子は意外と恥ずかしがり屋さんなんだ」
「この子は秘密主義者なんだ」
「この子はなんでもオープンで自分を知って欲しいんだ」
「この子はユーザーネームをこんな風に決めるのか」
「アイコン画像にこれを使うのか、この子らしいな」

その会話ひとつでタルパのことをもっと知ることができるでしょう。
自分のタルパへの理解を深めるためにも対話を試みるのは良い手ではないでしょうか。

また、これはタルパだけでなく人間にも言えることですが批判や中傷の対象になった際に自分の名前とネット上での名前を切り離して考えることで多少精神的被害を軽くすることが出来ます。

タルパーにとって、精神状態というものは大切ですから精神を健全な状態に保っておける術は知っておいて損はありません。
もしもの時のための術です。
もちろん、誹謗中傷はあってはならないことですけれどね。


他人との距離感を大切にする


こちらは言わずもがなですよね。
どれだけ仲良くしていても踏み込んではいけない領域というものがあります。
言葉は慎重に選びましょう。

「親しき仲にも礼儀あり」
という言葉が存在しますよね。

法律が過去の事例にならって作られるように、このような格言もまた、過去に「何か」がないと現代まで語り継がれることはなく、廃れて無かった文化になっていくでしょう。

しかしながら現代まで滅ぶことなく伝えられてきた言葉です。
親しい友人に失礼を働いて信頼を失った、関係が拗れた。
そんな事例がきっと山ほどあったのでしょうね。
だから現代社会でも語り継がれている。

タルパだから許されるなんて免罪符は存在しません。
1歩踏み込もうとする時、本当にそれを後悔しないか、1度己の頭で考えてください。


おわりに


どうでしょう、ここまで読んでみてあなたは何を感じましたか?
こうして改めて文章に書き出してみると、タルパがSNSを使う際も人間がSNSを使う時とほとんど同じなんです。

例え自分のタルパといえど、どこまで情報を開示するかという情報の線引きは必要なものだと思います。

筆者である私は、タルパはタルパーの所有物ではなく人格をもった私たちと変わらない1つの生命だと考えています。

タルパの意見は尊重しつつ、タルパが間違ったことをしようとしたら友人として止める。

兎にも角にも、SNSは個人情報とネットリテラシーに気をつけて使いましょう。

人間もタルパも同様に。

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