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水曜日が消えた 感想

Amazon Prime Videoで映画「水曜日が消えた」を観た。

水曜日が消えた

主演 中村倫也

幼い頃の交通事故がきっかけで、曜日ごとに人格が入れ替わるようになった青年。彼の中にある性格や個性が異なる7つの人格は、互いを曜日で呼び合っていた。そんな中、突然「水曜日」が姿を消し、一番地味な人格の「火曜日」が代わりに1日を過ごすことになる。

公開日: 2020年6月19日 (日本)
監督: 吉野 耕平
主題歌: 須田景凪『Alba』
音楽: 林祐介
制作会社: ジャンゴフィルム
興行収入: 2億2700万円

感想

Prime Video版は1時間13分なのでそれを基準に。 

最初の40分は穏やかな雰囲気で進む。
火曜日の人格が水曜日に移り、図書館の職員(深川麻衣)との出会いや編集者一ノ瀬(石橋菜津美)とのやりとりなど。一定のテンポで掴みどころがない。

*図書館の職員と水曜日の人格は既に出会っている。
*編集者一ノ瀬は全曜日の人格と関係がある

火曜日の人格は綺麗好きで、運動に卓球をしている。全曜日に少し不満があるようだ。

開始から1時間が経つと"転"の場面が訪れる。
火曜日の人格が、水曜日→木曜日と移る。
主人公(火曜日の人格)は医師に電話しようとするが出来ずワープする。
月曜日の人格が検査を阻止しようとしていたのだ。
ここで、月曜日の人格が日、土、金に移っていた事が明らかになる。
最終的に月曜日の人格だけになるが、検査を行い
元の7通りの人格に戻るという描き方だった。

終盤に水曜日の人格から木、金曜日と順に人格の説明描写が続く。(火曜日がラスト)
火曜日の人格説明描写から、"水曜日が消えた"となる(火曜日が落ち、水曜日が出てくる)エンディングロールへの流れが美しい。

中村倫也の7通りの人格の演じ分けには狂気さえ感じた。

憂鬱だと感じた午後の視聴を推奨する。

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