競争について。
Perfumeがゲスト出演していた「バズリズム」を観ました。
(配信がなかったので代わりに新曲「Moon」のMVを)
番組では「Perfumeのファンってどんな人?」という企画でファンクラブ会員やフェス会場に来ていたファンにインタビューを行うという企画を行なっていたのですが、割といい年齢のご夫婦が連れ立ってお揃いのライブTシャツを着て参加していたり友達やカップルで同じ「推し」ということで一緒に来ていたりと、彼女らがその長いキャリアの中で様々なファンを獲得していることがわかる内容になっていました。
「多くの人の人生に影響を与えてるんですねー」というバカリズムさんの言葉が胸に刺さって泣きそうになった。
僕はエンターテイメントやアート等、「人が人(自身を含め)に対して何かを表現し感動させる」という行為に対してとても興味があります。
僕自身、大好きなアーティストやグループ、表現者、作家の方(呼び方はどうでもいい)がたくさんいて、その人達無しでは僕の人生は終わってしまうと本気で思っているほどの気持ちを持っています。
今どき「何かを上げるために何かを下げる」みたいなことは避けたほうがいいのは判ってるのだけど、ここは僕の場所なのでちょっと書いてみます。
僕はあまりスポーツを観ません。
いやサッカーワールドカップとかバスケ、ボクシング等の試合はたまに観るけどにわか中のにわかです。
もしも好きなお笑いや音楽のコンテンツが同じ時間に並んでいたらあったら迷わずそっちを選ぶでしょう。
それはいったい何故なんだろうなぁと考えていて、ふと自分の中で合点がいきました。
それは二つあって、どちらも通じることではあるのですが、
まず一つは「エンタメやアートには勝ち負けがないから」。
そしてもう一つは「エンタメやアートは“対戦相手”や“競争相手”ではなく“観てくれる人”を相手として表現しているから」。
僕は子供の頃から「よーいドン!」で競争させられるのが苦手でした。
大抵勝てないし(僕は勝手に“早生まれの呪い”だと思っています)、勝ったとしてもそこには必ず負けた人がいるということなので100%手放しでは喜べない。
先日、「トークイーンズ」にゲスト出演していたニューヨークのお二人も同じようなことを語っていてとても共感しました。
トークィーンズ - TVer
一方で、何か絵を描いたり文章を書いたりして褒められるのは「誰々に勝ったから」ではなく純粋に自分のそれが褒められたということなので、僕自身も純粋に喜べる。そういう考えを持って今日まで生きてきました。
ただ、M-1やキングオブコントの賞レースは一年の中でもだいぶ上位にくる程メチャクチャ好きなのですが(どないやねん)。笑
でもエンタメの賞レースって結局「好き嫌い」によるところが大きくて、優勝しなくても「私はこのコンビが好きだったな」となるじゃないですか。
「結局ハッキリしない」というのをフラストレーションにする人もいるかもしれないけど僕はそれでいいと思っています。
それこそ多様性というか。
「みんなが嫌うものが好きでも それでもいいのよ。みんなが好きなものが好きでも それでもいいのよ。」というか。
「一つだけ 大好きなものがあればそれだけで」というか。
これはもうスポーツのチームとかでも本当に素敵だと思うのですが、「好きなもの」があるのって本当に素晴らしい。
野生動物とかにも「お気に入りの寝床」みたいなのはあるのかもしれないけど、これだけ「好き」という感情を大切にして「推し活」なんて言葉も生まれてそれを生き甲斐にできるって人間の特権だと思うし、それこそが“尊い”ことだなーと思います。
お金があろうとなかろうと、友達がたくさんいようがいまいが、夢があろうがなかろうが、【好き】をたくさん持っている人が最強。
【好き】を大切にして、明日からもがんばりましょう。
星野源 「日常」
「アンテナの磨きかた。」
カネなし。コネなし。ローンあり。
地方在住のサラリーマンが伝える
会社を辞めずに楽しく暮らし続ける7つの方法
なんか書いてて「あっ」と思ったので最後に宣伝。笑(天然でここに繋がりました)
久しぶりの更新でしたが最後まで読んでくださりありがとうございました。それではまた☆
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?