バイオプラスチックのこと

今年、子ども達のクリスマスプレゼントのリクエストは「アイスクリームやさんごっこのおもちゃ」と「くるまのおもちゃ」。
忙しいサンタさんの下請けとして、プレゼントを探していたらデパートでバイオプラスチックのおもちゃを発見。


デンマークのダントーイ社という大手おもちゃメーカーから出ているI'm greenシリーズ。
https://ec.bornelund.co.jp/shop/g/gHP5650/
原材料の90%以上に農薬を使用せずに育てたさとうきびを主原料としたバイオプラスチックを使用して作られたおもちゃ。
しかもアイスクリームと車がある!奇跡!ということでサンタさんに報告し、こちらを購入。


説明書きにある、響きの良い「バイオプラスチック」とか「持続可能」とかそういう言葉に反応して買ったけど、後々、「え~と、何にどういいんやっけ?」となる下請け業者の私。


事後になるけど勉強したのでメモ。


プラスチックとバイオプラスチックについて
■プラスチック
✓プラスチックは化石資源(石油)から作られている
✓焼却した場合、CO2が発生する
■バイオプラスチック
✓再生可能資源である「バイオマス」を原料に作られたプラスチック
✓焼却した場合も大気中のCO2の濃度を上昇させない
✓枯渇寸前の化石資源を使わずにプラスチックが作れる


植物の燃焼によって排出されるCO2は、光合成の時に大気中から吸収したものだから、CO2の増減には影響を与えないらしい。
この概念をカーボンニュートラルっていうらしい。
ふむふむ。


■プラスチック焼却によるCO2排出量
✓2019年度の日本の温室効果ガスの総排出量は、12億1,300万トン
✓廃プラスチック類の燃焼に伴うCO2の排出量は、全国で年間約 2,000 万トン
✓プラスチック焼却によるCO2排出量は全体の約1.6%


意外と少ないのね?
ふむふむ。


■バイオプラスチックの普及により考えられるメリット
✓枯渇していく石油と違い、栽培できる植物から作られるので持続可能性がある
✓カーボンニュートラル性があるので地球温暖化ガス削減の可能性がある
■バイオプラスチックの普及により考えられるデメリット
✓原料である作物を育てるためには大量の土地を必要とする
✓土地開発の為森林伐採等環境問題につながる可能性がある
✓農薬を使用した栽培方法の場合土壌汚染の原因になる
✓製造には化石燃料が供給するエネルギーが必要
✓環境によっては生分解が起きない


結構デメリットあるやん。
耳触りの良いサスティナブルでエコな言葉の後ろも自分で調べてみないとわからないことだらけ。


バイオプラスチック、いいんやっけ?わるいんやっけ?ではなく
「そういう側面があるねんな」を勉強できたいいきっかけでした。
でも知れば知るほど「?」がいっぱいなので、本も色々読んでみよう!


そして、子ども達には、大切に使おうねと話をする。
未来を生きる子ども達に、地球を大切にする行動を自然と取れる知識や習慣を渡していくことが、一番の私の目的。