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フルギフェス参加レポ

こんにちは、web古着屋closetmuseum館長ことアンビレです。

古着屋になった経緯や、初イベントに参加した時の話などはマガジンで!

鉄は熱いうちに打てと言いますが、フルギフェス開催は12/18。
もう1ヶ月経ちそうな勢いです。
転居がフルギフェスの2日後に控えていて超絶バタバタしており、その後もクリスマスから新年と多忙の日々を送っていました。言い訳です。

◆フルギフェスってなに?

広大な敷地に、全国の有名古着屋さん&古着好きによる一般参加の方が多数出展する、日本最大級の古着の祭典です。だれもが楽しめる一日中遊べるフリーマーケット、それがフルギフェス®です。今回は、『フルギフェス® with Vintage.City』 として、フルギフェスを運営する一般社団法人And BuyerとVintage.Cityが共同で開催します。

https://andbuyer.or.jp/furugifestival/

コロナ禍で長らく中止となっていたこのイベントですが、12月に東京ビッグサイトで復活となりました。
プロアマ問わず250店舗の古着屋さんが集まる大きな催しです。

◆参加した経緯

私は勉強不足でフルギフェスの存在を知らなかったのですが、カワイイフリマで知り合った古着屋のお姉さん(記事参照)とちゃっかりLINE交換をしており、そのお姉さんが「ブースをシェアしませんか?」と女神的なお誘いをくださったのです。

フェスのブースは2パターンあり、車ごと搬入するタイプは3万円、手持ち込みで200*200のタイプは1万円の参加費がかかります。
前回我々が参加した池袋のフリマは同じサイズで2500円でした。
会場のキャパがでかいこと、元々古着愛好者に有名なイベントであることから参加のハードルは高めに設定されているものの、馴れてるお姉さんがいるなら安心と承諾。

「イベント参加2回目なので至らないところあると思いますがよろしくお願いします!」
「私も古着のイベントはほとんど参加したことなくて!」
ないんかいーーーー!!
すごいバイタリティだな。まあいっか(すごいバイタリティ)

客層も会場の雰囲気もセオリーもわからないままで多少見切り発車感は否めないものの、フェスに向けての準備が開始しました。

持ち物は前回のカワイイフリマで用意した備品がそのまま転用できるので買い足しはほぼ発生せず。
前回きちんと用意できなかったポスターを、デザインの得意な友人に作成してもらい、額縁に入れてイーゼルに飾ることにしました。

持参する服のラインナップについては、サイトで販売するときに送料の足が出やすいニット類と需要の高いブラウス類、同梱でないと注文されにくい少額のアクセサリーにしました。

当日から1週間前に運営から注意事項やブース番号などが記載されたPDFが送付されてきました。
が、そこには敷物に防火認定つきの敷物しか認めないという記載が!
フリマでは敷物は自由だったので200*200のレジャーシートだったのですが、防火認定つきのレジャーシートはなく、ブルーシートになってしまいます。
思わず運営に「色はブルーでなくてはならないか?」と確認したところ、防火認定があればなんでもよい、との回答がありました。
だってさ、ブルーシートってださくない?!?!?!
私たちはヴィンテージでレトロなとっておきのお洋服を販売するのであって、たたき売りではないわけで。

そこで選んだのはホワイトで厚手で防火認定のある、防炎シート。
購入したのはAmazonで、180*180サイズ。
↓は類似商品でモノタロウのサイトを挙げときます。

https://onl.tw/skcyZPp

そして四辺にはかわいいマスキングテープを貼って無骨なハトメをカバー。
背景が白い方が洋服も映えるしね。

◆いざ当日

当日は搬入の時間を大きく間違えるというアホをやらかしお姉さんに平謝りするも、仏の心で許していただけました。
お姉さんはガッツでハンガーラックを持ってきており、シェアさせてもらいました。
私も持参した防炎シートを広げて、チャチャっと設営。
手持ちブースは設営が楽だけど、目の前がワゴン車ごと搬入してきている大手古着チェーンだったので、正直「これ今日売り上げほとんどないかもなあ……」と憂鬱に。

会場内は(コミケで)見慣れたビッグサイトの灰色の東ホール。
入退場口から離れた奥の方が大手になっているので、自然と手前の手持ち参加ブースにも目をむけてもらえる仕組み。
結局、古着だけのイベントではるばるやってくるようなお客さんは全部のブースを見るのかもしれない。私ならそうする。

始まって1~2時間ほどはお客さんは会場内にいるものの、目を留めてくれるような方はなかなかおらず……。
お姉さんといろいろ情報交換をしたり、今後の展望について聞かせてもらったりして楽しく過ごしました。

そこから昼にかけては会場内にさらに人が増え、両手に爆買いしていく人も見かけました。
うちのブースにも客足が増え、さっそくお姉さんのお店からも購入者が出始めます。

そのあたりで気が付いたのが、商品を見ていくひとが目を留めるのが服ではなく「アクセサリー」。
アクセサリーボックスに入れて持って行った指輪類がたくさん見られているのです。確かに、お客さんたちは両手にたくさんのリング、胸元にはブローチ。
もう古着はたくさん持っているけど、アクセサリーなら小さいしノーカンだよね!の人がたくさんいるってこと?!?!?!
心当たりある!!!!!!

そんなこんなでどんどんアクセサリーが売れる売れる。
お姉さんはもともとハンドメイドアクセサリーの職人なのですが、前日にアクセサリーの販売イベントをやったばかりで今回は持参しておらず、悔いておりました。
私もこの現象は全く予想していなかったのでかなり興味深いと感じました。

そのほか、サイトではなかなか売れず困っていたタイトなサイズのヴィンテージ服や、フランス製のシルクスカーフなどが売れていきます。
足を止めてくださった方にも名刺をお配りしておきました。

今回値札は作っていかなかったのですが、やはり作るべきだったかなと反省。フリマの時よりも気軽に値段を聞いてくる人が少なかった印象。
でも値段をいうと安い!の反応があってニヤッとしてしまいました。
その人が思うその服への価値よりも安いということは、お得に感じているってことだし価値もあるって思ってもらえてるということですもんね。

後半品数も少なくなり、お客さんも少なくなったあたりで撤収。
手慣れたものでさくっと片づけ終わってしまったので、ほかの古着屋さんをお姉さんと見回ることに(うずうずしているお姉さんかわいかった)

閉会間際ということもあり、どの古着屋さんもセール中。
私は花柄の超キュートなキャミソールワンピースとpoloのニットミニワンピを購入。お姉さんもラルフローレンのブルゾンやシャツワンピースを購入。結局販売に来ても消費活動して帰っちゃうんだよね。

そして、バカでかいビニールシートいっぱいにうずたかく積んだ古着の山で詰め放題をやっている古着屋さんが。
「仕入れしていっちゃえば?」というお姉さんの声にそそのかされ、USA古着のブルゾン3着ヨーロッパ古着JK1着を購入。
帰宅後メンテをして販売したところ、きちんと売れました。
さすが大手、めちゃくちゃかわいくて掘り出し感のあるものを取り扱っていました。

◆参加した感想と反省点

帰ってきてどっと疲れが出た……
だって荷物が重いから。来た時と重さ変わってないのなんでだよ。

売り上げは、帰ってきたあとに焼肉に使ってしまったので(?)参加費も考えるとトントンといった感じだったけれど、後述する「効果」からすると参加してよかった!

まず反省点から。

・客層がストリート~カジュアルだったので、キレイ目はあまり売れない。
・遅刻しない。
・ケツが死ぬのでちゃんとしたクッションを持っていく。
・靴は脱ぎ履きしやすいものにするか、サンダルみたいなやつを持っていく。
・帰りに豪勢な飯を食わない。
・アクセ販売しているところが少なかったしそこは繁盛していたのでもっとたくさん用意する。

でも総括して見てみても初めての参加にしては好感触だったかも。
各SNSで告知してみたものの、池袋の時と違って既存顧客は来なかったので全部ご新規さんだったから。
身内効果などを含まない、純粋な服の魅力でこれだけ販売できたと思うと私の自信にもつながった。

そして、参加したことによる「効果」について。

実はイベント後すぐにインスタやTwitterのフォロワーが増えたり、BASEのフォロワーが増えた。
名刺を配ったし、購入した人にも紙袋に名刺を入れておいた。
その効果が出てる!

しかも一番うれしかったのが、インスタのストーリーでタグ付けしてくれた人がいて「買った洋服がすごくかわいかったし、ショップのコンセプトもよかった。サイトでパーソナルカラーや骨格について商品ごとに記載してあったのでサイト上で選びやすいのもいい」とコメントしてくれていて、思わずスクショ。

私がショップを運営するにあたって大事にしているもののうち二つも褒めてもらえて本当にうれしかった。ちゃんとお客さんに届いているんだなあって。

その後から今にかけて、順調に新規顧客からの売り上げが出始めている。
参加前まではほとんどがリピーターからの売り上げだったから、このままだとショップの存続が危なかったのでこれはきっかけになったと思う。

・おや……?

参加して数日後、インスタにDMが届いた。
また変なビジネス勧誘かなと開いてみたところ、レンタルストアのお誘いだった。
古着の街、高円寺にあるおしゃれなレンタルスペース「ハナタバ画廊」。
インスタで写真や店内映像を見させていただき検討の結果、今回で得た知見、お姉さんと話すことで出てきたひらめき、お客さんたちのニーズを生かしたいと強く思ったので、思い切って一日やってみることに!

映像とgoogleアースで見る限りはさほど広くないけれど、内装はかわいい飾りつけでセンスもよく、私が回すレベルのお店にはちょうどいいと感じた。

また友人たちが快く力を貸してくれることもあり、安心して新しい試みへ飛び込む勇気が出た。
ということで、2/18以降にそのレポートをさせていただこうと思う。

お誘いからお誘いへ連鎖する、今の感じ。かなり楽しい!
ではまたここでお会いしましょう。


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