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昨今、世の中で話題になっている・・・


保育士の現状

今、巷では保育士の虐待問題が浮き彫りになり、連日ニュースで報じられていますね。わざわざ悲しい気持ちになりたくはないので、私は極力目にしないようにしていますが、もうしばらくは世間が敏感に反応し、こういった話題が続くのでしょうか?

絶対にあってはならない…が前提

ではありますし、擁護するつもりも全くでないすが
最初のニュースの時は、保育士側の目線で見て想像してしまった部分もありました。

(情報が色々更新されたかもしれませんが)
1歳児の月齢はわからないけど、月齢によっては2歳を迎えた子も中には居たのかな?
ちょうどイヤイヤ期に差し掛かっていた子も多いだろうな??

そうなると、『イヤイヤ期』(第一次反抗期)自我の確立期で、その名の通り、何でも【イヤ!】と拒否していたのかなぁ?

そうなると、いくらベテランの保育士であっても特効薬はなく
じっくりその子に根気強く関わっていくしかありません。

保育士配置基準

保育園では、子どもの年齢に合わせた職員1人に対して子ども○人という基準があります。
我が自治体の場合は、
1歳児 保育士1人に対し 子ども5人 1:5
2歳児 保育士1人に対し 子ども6人 1:6
3歳児 保育士1人に対し 子ども10人 1:10
4.5歳児 保育士1人に対し 子ども20人 1:20
という基準です。

そうなると、
1歳児の場合、1人の先生が5人の子どもを見なければなりません。
五つ子ちゃん状態です。この年齢の子は5者5様の動きをします。

もしかしたら、状況によってはもう少したくさんの子を見ている状況もあるかと思います。

イヤイヤ期の対応に1人の保育士がかかりきりになっていたり、
1人の子のオムツ替えをしている時なんかは(オムツ替えは1対1で行うので)
その間は残りの子を1人で見る場面もあったかもしれません。

保育士の人数が少ないという事は

そんな子ども達は、当然物事の良しあしもわからず、身の丈に合わない危険な動きもいっぱいします。好奇心の塊のようなものなので…
それも回避しつつ、
複数名の子ども達を保育するという事は…
その状況で出来る保育というものは…

子ども達をまとめた保育になってしまうんだろうと思います。

変わらない現場

私が、この仕事を始めたのが四半世紀前…
その頃から、配置基準は変わっていません。
過去の方が、加配の保育士が居たくらいです。

先日、小学生の調査で発達に心配なところがあるという回答をしたのが、
昔より現代の方が増えているというニュースを見ました。

それは、未就学児も同じだと思います。
仕事を長く続けている中で、個別に配慮を必要とするお子さんが増えているのを、身をもって感じています。

なのだとしたら・・・
保育園や幼稚園の現場でも、保育士の配置人数の見直しをするべきなのでは?と。

今、取り沙汰されているニュースは本当に氷山の一角なのでしょう。
でも、そうなってしまう負のループの根源
 ・保育士の気持ちに余裕がない
 ・保育にあたる人数の余裕がない を、
改善しなければ、また同じ事が起こってしまうのでしょう。

そして、更に新しく保育士を目指そうという若者もいなくなってしまいます。
働くお父さん・お母さんがいる限り、保育士の仕事は永遠に必要とされる職業だと思います。今後いくらAIが普及してきてもなくならない職業だと思います。
それならば、尚更未来ある若者が目指したい・目指しやすい職業になってもらいたい。

でも、私は経営に一切関わった事のない立場ですし、公立保育園はそのポジションがありません。
認可・認証保育園の方々は、もっとひっ迫した状況の中でお仕事をされているのだとも思います。

現場の内情は察しがつきますが、じゃあ待遇面はどのように改善できるのか?という事に関しては無知なので、
偉い人・頭の良い人、良いアイデアを提示していただけないか・・・と思う
土曜の午後なのでした。。。

おしまい。

今のニュースの内容をどーのこーの言っても、もっと根っこのところをクローズアップして改善しないと、解決にはならない!
それだけ、もっと根深い問題なのではないか??
なんて思いながら…
ただのいち保育士の理想論でした。

では、また~。

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