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星をしたためる女

西洋占星術という
なんとも魅惑のジャンルに足を踏み入れ
もう、何年経つのだろう。

1度目の土星回帰
サターンリターンと呼ばれる
襲来の時に出会っているから
実質、20年。

占星術は実践の学問だ、という。

たしかに
そう。と
うなずくことしができない

占星歴18年だなんて
うたっていても
いまだに、新人気分で。


自分のホロスコープチャートは
常日頃、ぼんやり眺めたり
時にキリリと向き合い

つかず離れず
考察を繰り返している代物だ。


占い師こそ
自分の占いはできないもんだ。

そんな言葉をまだ若い時
私の人生史上のできごとを
すべて当てている、お年寄りから聞いた

たしか、20歳頃に
とあるきっかけで紹介してもらった
おじいさん

その人に、あんたは占い師になるよって
当時看護師を目指す私に
言い放ったのだ。

まぁ、この詳しい話は
またの機会にでも...


ホロスコープは
自分が関心を向けたテーマによって
あとは、その時期によって

見るたびに新しい発見しかなく

なんともまぁ
深淵な、神聖なものを
愉しませていただいているのだろうと
ふふふ、となるのです。


占星術は、占星学。

天文、哲学、物理学、宗教学
医学、人類学、精神学...
書ききれない
想像していた以上の
ジャンルを包括している 果てしない学問。



私の人生で
占星術のことで
知り得ることなんて
ほんの一握りもないだろうけれど

自分の脳内の
インデックスにするとともに

いつか
これを目にし

頭上に輝く
永久に変わらぬ
星々に想いを馳せる人が


なにかこう
肩を落とした昨日より
ほんのりちょっと上向きになって

薄衣のようにでも
希望というものを
感じてくださったらいいな、と。


星の動きはロジカルです。
周期的であり
他のものとも協奏し歩んでいます。

わたしたち、人間は
どうしてか
星々のように協奏よりも

競走や競争を
してしまうようです。


星をしたためる、このはなしが
競争ではなく
共創となるような

そんな符合的な
ものになれば、いいなと。


いつの世も
目まぐるしく進むものが時代です。

目を心を奪われるものばかりですが
大切ななにかに
星を通して
気づける、そんな存在でありたいと思うのです。





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