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女はソレを我慢できない?


先日、十年来の友人(ラテン系・女性)と久しぶりに会った。

このところなかなか会えず、「会いたい」「いつ会おう」とお互いにメッセージのやり取りをしていた。

今回はついに、お互いの中間地点で会おう!ということに。

彼女は、「夫の友人の、元カノ」という、これまた微妙な関係なのだが、知り合って以来ずっと個人的に仲良くしてきたのが続いている。

…実は、彼女が夫の友人と別れた理由を、これまで詳しく知らなかった。

長く付き合っていたカップルだったので、別れたと聞いた時には驚いた。

その後のなんやかんやと、コロナの流行で、ゆっくり会っておしゃべりすることが不可能だった。

なので、今回は彼女とは数年ぶりに会えることになる。


彼女のその後の恋愛履歴


会うなり「久しぶり~!会いたかった~!」と彼女(仮にAちゃん)に抱きしめられてから、ものすごい勢いでこの数年についてお互いのことを話し始めた。

彼女の、この数年の「波乱に満ちた」経過を聞き、さらに驚いた。

十数年付き合った夫の友人(元カレ)と別れて以降、彼女は結構”たくさんのデート”と、三人との熱愛があったそうだ。

最初の一人目は、地元の友人に紹介されて出会った男性。

めちゃくちゃ恋に落ちたらしい。

でも一年ほど付き合ってみて、「彼の人生に自分が入るためには、彼に合わせて自分を犠牲にしなければならない」ということを実感して、苦しかったけれど別れたそうだ。

相手は結婚まで考えていたらしいが、彼女から去った形だ。

熱愛二人目は、旅先で出会った外国人男性。

とにかくものすごく美形で、優しくていい男だったらしい。

見た目がすごく好みで、相性も良くて一緒にいると幸せだったが、その男性はあまりにも自由過ぎて居住を定めたくない?タイプだったんだそうだ。

それでも彼女と一緒にいるために、彼女の住んでいるところにしばらくいてくれたらしい。

「私も自分の仕事があるし、浮草のような彼についていけるほど、夢見るタイプじゃなかったから。。。」

そして、結局その彼の移動を機に、別れてしまったそうだ。

三人目は、現在進行中の男性。

話していると楽しいし一緒に楽しめることも多く幸せだが、できれば結婚などではなく、このままの関係で一緒にいれたらいい、と思っているそうだ。

この三人にたどり着くまでに、多くのデートを重ねてきた彼女の結論が、

「私は、子供は絶対要らない、ということがよく分かった。そして、もしかしたら私は結婚に向かないのかもしれない。まだわからないけど…。」

ちなみに、彼女は40代。

彼女にとって、永遠の恋愛相手がいればそれでOK。

話を聞けば聞くほど、既視感。(なんだか、以前の私のよう?苦笑。)


元彼と別れた理由


・・・で、元彼(夫の友人)から別れた理由、何か聞いてる?

と、Aちゃんのほうから探りが入った。

夫と私は、結構その友人とは確かにちょくちょく会うし、彼女と別れたすぐの時も彼から別れた報告を早めに聞いていた。

夫が友人から聞き出した答えは「価値観の違い、かな。」と言っていたっけ。

一緒にいたらいろいろあるよね…という感じで話したら、彼女のほうから

「もう言っちゃう!彼と別れた理由は、セックスレスだったの。

と告白された。されてしまった。。。

そんなセンシティブなこと、私が知ってしまってよかったのか…。

(お、王様の耳はロバの耳!次に会う時までに忘れる予定。汗)

長く付き合い、だんだん家族のようになってしまい、彼女は彼に女性として見てもらえないのがものすごく辛かったんだそうだ。

話し合おう、と言っても彼は、話し合うものではないと言って取り合ってくれず。カップルカウンセリングも提案したが、彼に却下されてしまい打つ手なし。彼女自身は一時期体調を崩したりするほどまでに悩んだそうだ。

(そういえば、お別れする少し前、彼女の様子がちょっと違っていた時があって、心配して聞いても「大丈夫」としか言わなかったっけ。。。)

その結論で、別れることにしたんだそうだ。

「確かに元彼とは、今は付き合ってはいないけど長く一緒にいたし、もう家族みたいなもの。今後は友達として、お茶飲んだり世間話したりしたいのよ。でも、今も私の家族や私の友人とは変わらず行き来しているのに、私とだけは”普通に”接してくれないんだよね。。。もう何年もたってるのよ?私は、いつまで待てばいいの?(怒)」

ちなみに、その友人(元カレ)は彼女と別れてからデートはしてみてるみたいだけど、未だ付き合っている人はまだいなく。

更にはまだまだ、彼女を引きずっているように見えるんだよね。。。

「うーん、彼に彼女でもできれば、また友人関係が戻るかもよ?」

と言うに留めたが、友人のほうは多分、まだ別れのショックのままなんだろうなあというのは、会うたび感じていた。

男性のほうが女性よりも引きずる傾向があるし、その友人にとっては確かにまだ「普通に」は無理だろうな…と。(彼女には言わないが。)


センシティブな話題だけど…


こちらでの女子同士のコイバナで、実はこのセックスレス、結構話題に上がるのだ。

イギリス女子グループにいた時は、この話題が出るとものすごく共感され、フランス人コミュニティにいた時は、浮気よりも重大問題と捉えられていた感じだった。オープンに話せそうなアメリカ女子でも、この話題は口が重い。

そしてスペイン・イタリア・南米などの情熱ラテン系女子の間では当然、最重要問題。

ロシア東欧系や日本の友人から相談として話題が上がった段階ではもう既に、別れや離婚一直線のになっていることが多い。(全て私調べ。)

結婚していてもしなくても、「ものすごく恥ずかしくても頑張ったのに、相手に拒絶された」という事はものすごく傷つく。

真面目なセクシー系の超美人が、20代で遭遇したソレがきっかけで「もう、二度と男はいらない」と独身を貫いてしまっている例もある。(今も美しい美女で、今も惹きはあまたなのに、彼女は受け付けられないそうだ…。)

恋する女子にとって、それぐらいショックなものなのだ。

と同時に、当然男性的にも相当ショックなものだと思う…。


実は私も一度、元彼とそういうことがあったのだ。

私の場合は、とてもじゃないけど話し合えるような気はしなかった。すごく悩んだ。

話題が話題だし、当時は私もまだまだ若く、そんなこと話すのはめちゃくちゃ恥ずかしかったし無理。

なので、彼の原因を突き止めるために彼の様子を一挙手一投足細かく観察しながら、いろいろ推測をして、そのうちなんとなく私の推理が当たった。

彼は、実は自身の遅漏(ほんのちょっと?)に悩んでいるようだった。

私は彼には一切話さず、試せることを彼に分からないようにこっそりとやるだけだった。(食事だったり、動きの研究だったり…今なら真剣過ぎて笑えるほど。苦笑)

しばらくたった頃、無事突破してくれた時は本当にうれしかった。

彼もひそかにいろいろと頑張ってくれてたんだと、その時感じた。

あの時の安堵感だけは、本当に今でも思い出せる。

(その元彼自身の詳細はもう記憶の彼方なのに。苦笑。)


乗り越え方はそれぞれのカップル次第。

努力も、片方だけではなくお互いに歩み寄れないと、すべて壊れてしまう。

セックスレスだけに限らず、何か問題が起こった時には、お互いに対して「思い遣る」のが大事だということだけ、私はあの実体験から感じたのだった。

Aちゃんの話を聞きながら、私も改めて思い出しながら、今の自分を振り返っている。

・・・ちょっと最近、ぐうたらが過ぎているけど。(苦笑)







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