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デザイン文化について語ろう!

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デザイン文化とは何か?というところから、デザイン文化の作り方、その定着のさせ方まで考え語っていきます。
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記事一覧

都市と農村をつなぐ食 ー 農業が社会を変えるとは?

新・ラグジュアリーのオンライン講座でガストロノミーを取り上げたことがあります。ボローニャ…

『パーフェクト・デイズ』と国際コラボレーション

ヴィム・ヴェンダース監督の『パーフェクト・デイズ』をミラノの映画館で観ました。 イタリア…

ミラノサローネの模索の軌跡が面白い。

空間の「温度」は大切な要素です。摂氏何度ということではなく、空間の雰囲気が暖かいか冷たい…

伊仏の料理から新旧ラグジュアリーを考える場。

「ラグジュアリー」と呼ばれる、あるいは認知されることを多くの視点と長い時間からみることに…

雑多なミュージアム巡りがいろいろなヒントをくれる。

ミュージアムの財政問題は頭を悩ますと次の記事にあります。今回は、これに関連することを書き…

「イタリアデザインを語る場」をつくるー新しい文化のプロセスをリサーチする。

「イタリアデザインを語る場。」というnote内のメンバーシップをつくることにした。昨年末、デ…

今、デザインについて考えていること。

今年最後のCOMEMOです。ここでは、ぼくがデザインについて今、探求していることを書いておきます。ぼく自身のデザインに対する「心変わり」の模様です。 今世紀に入りデザインの対象領域が一気に広がりました。この数年、ぼく自身もストックホルム経済大でリーダーシップ、ハーバードビジネススクールでデザインを教えるロベルト・ベルガンティの唱える「意味のイノベーション」に関わってきました。 広義(あるいは大文字)のデザイン、つまりは物理的な形状をもたないデザインへの比重が増えています。

さほど高くない壁でさえ越えられない -ヴェネツィアビエンナーレで見たこと。

2か月ほど前に書いた下書きを途中で寝かせたままにして気になっていた記事がありました。 10…

「リフレーミング」は眼鏡をつけかえることー意味を探る旅に出る。

先月中旬、東京でロベルト・ベルガンティによるークショップを行いました。そこから考えたこと…

「意味のイノベーション」「ソーシャルイノベーション」「新・ラグジュアリー」の3つ…

いろいろなことをやっていると「繋がったなあ」と思う瞬間があります。その瞬間の充実感を求め…

「発信」を目標におく- 日本の文化への関わり方の議論から思うこと。

今日、10日間の日本滞在を終えてミラノに戻ってきました。 この10日間、それなりの数の人から…

復刻版をビジネスのコアにおく企業の存在感が増している - 「デザインプロダクト」を…

先週、「デザインプロダクト」を巡るためにイタリア各地を旅をしました。もう25年以上、毎年、…

アートヒストリーが「ビジネスの内部」に取り込まれる経験ーリバティロンドンの試み。

企業の歴史や文化を見直す、ということが必要なこととして良く言われます。また、社会やビジネ…

日常生活で流通するロジックに「美」を持ち込んでいるか?

山縣さん 往復書簡の復活、大歓迎です。 美学と詩学とアントレプレナーシップの関係を探求していくのは、山縣さんの「使命」のようなものですから、第一歩、良かったです。 あれだけ、いつも自己紹介で「経営学には興味なく、文学に生きたかった」と散々言っておいて、経営学と文学を結びつける研究をしなかったら、これは罪です! 笑。 (もう、こういう発表をしはじめたので、そろそろ自己紹介であの部分は削除して良いのでは、と思っています。これからは、「えっ、それだけ昔からの強い関心があった