1.22〜日記


1.23(月)
昨日、大量のスコーンを焼いた。一人暮らしを始めた10年前から使っているオーブンレンジにぎゅうぎゅうに詰めたから、焼き色は薄め。それを食べる前にトースターで焼いてみたら、こんがりサクサクふわふわ。同じく昨日作ったリンゴジャムを付けて食べる。昨日の自分に拍手喝采。お菓子を作ると、未来の自分に幸せを分配できるところが素晴らしい。

1.25(水)
昨日から鼻水が出始め、今日は徐々に熱っぽさと頭痛が出始めたので昼で退勤。小雪が降る中、重たい体を引きずりなんとか帰宅。
去年の夏にコロナに感染した時、初めて受診した内科が気に入り、今回も夫に車で連れてってもらう。検査の結果、諸々陰性。先生が診察の片手間に、その日の病院での感染者の傾向など、終始話をしてくれる。必要ではないけど気になることを教えてくれるところが好きだ。とても安心した気持ちで帰宅。
薬もよく効き、かなり改善。また行きたい病院、なんて珍しい。

1.27(金)
帰り道、もう家がすぐそこという場所に、珍しく高校生が5,6人たむろしている。瞬時に遠回りを選ぶ自分。10代の集団が醸し出す、他を寄せ付けずその場を支配するような雰囲気が、大人になった今も少し怖い。一人で近くを通ると飲み込まれそうな気がする。家に着く頃には、その子達はあっさり散り散りになっていた。自分に対して、何やってんだ、と思う。

1.29(日)
日曜日になると憂鬱になる現象は、一般的なものだと思う。それ故に、みんなそうだから大したことではない、と片付けられがちな気がする。ただ、これはよくある思い込みで、押し付けで、幻想だ。今日はいつもよりやや憂鬱度が高く、寝起きから予期不安と小さなフラッシュバックが続いた。それでも、久々にラーメン屋に行ったり、ゼルダでコツコツ地底探索をしたり、夕食に鱈のフライを作ったりしていると、良い一日だったと思える。手のひらの、半径30cmの、その辺に転がっているような生活が、何より尊い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?