付き合っていた二人が別れる事になった。

彼は、彼女にプレゼントもたくさん渡した。食事にも連れて行った。

彼女の仕事の悩みを聞くとたくさんアドバイスをした。
だんだん口出しが増えて彼女の家族の性格に対してもダメ出しするようになった。
部屋が汚いや、整理整頓ができないとか、彼女に対してダメな所を指摘するようになった。

彼は突然家に来たり、彼女を急に呼び出すようになった。
彼女が断ると、彼は拗ねて攻撃LINEを彼女に連発する。

疲れた彼女は彼と距離を置こうとすると、彼から「もう別れよう」
と突然別れ話を提案された。

っていう話を最近聞いたのですが、

この彼女は、別れをそのまま受け入れて今まで自分がしんどいと思った事を素直に文章で彼に送り、今までありがとうと最後にLINEしました。

彼女は彼から解放され、ホッとしました。

寂しい気持ちもある中、彼と別れた後は自分に集中し仕事をしたり、友達と交流して過ごしました。

彼は、寝たり起きたりダラダラした生活を過ごしました。
どうして別れると言ってしまったのか？と別れを後悔した内容のLINEを彼女に送りました。

ある日、彼が1人で飲みに行った時に彼の友達もたまたま後から来たという内容を彼女にわざわざLINEしました。

彼女は「楽しんでおいで」と返信しました。

彼からのLINEは「今のやりとりが心地いい」という内容でした。

結論、距離を置いた事で関係性が回復しどちらも心地よい距離感がつかめたのでした。

彼、わかりやすいお子様。

恋愛依存的「別れよう」とすぐに相手に言って愛情を確認しようとするやつ。
残念な事に彼女から「今までありがとう」と彼は言われてしまった。

しかも未練があるから、結局は彼女に日常の自分の様子をLINEしてしまう
という状況。

一方、彼女は自分の私生活を楽しむ事を始めたので、彼のように寝込んだり
仕事ができなくなるような事はなかった。

彼から「友達も来たし楽しく飲んでるんだ」みたいなLINEが来ても
彼女は「楽しんでおいで」と言える。

この彼女は

• 自分が嫌な事は相手に伝える事ができる

• 彼が楽しんでいる事を素直に認めて送り出してあげる事ができる

• 恋愛依存的行動の彼を否定せず受け止めてあげる事ができる

自立できているので、彼の安全基地になれそうなタイプ。

この話、何年も前の私だったら

「はー？私も今まで我慢してきたのになんであんたから別れるとか言われるの？意味わからんわ！」
って言うと思う(笑)

そしてショックで寝込むと思うし、別れを告げられプライドが傷つき、
何か仕返ししてやりたいと思うかも。（今は大丈夫です）

安全基地。

よく「私は彼の安全基地になってあげたい」と聞く。
実際私も今まで何度思った事か。

安全基地になりたいと思った人はだいたい、なれない。

なぜかと言うと、別れたのに何度も彼にLINEしてしまったり、
別れた事や悲しかった事がぐるぐる頭の中でループして、そのうち、
彼とよりを戻す方法をネット検索し、安全基地に私がなれたら彼は戻ってくるのかもしれない。と安直に思ってしまう。

安全基地になろうと思っている人はなれない。
なろうと思っていない人こそが勝手に誰かの安全基地になってしまっている。

なぜ誰かの安全基地になりたいのか？
彼に戻ってきて欲しいから？ではないだろうか？

ただ、彼の幸せを願って送り出してあげられる人こそが安全基地なのかも。
戻ってきた時は何も言わずに受け入れてあげられる。

その余裕を身に着けてから安全基地になれるのではないだろうか？

子供が学校から帰ってきて「おかーさーん、遊びに言ってくる～」
「気を付けて行っておいで～」

くらいの感じじゃないと安全基地は難しい。

そこでお母さんは子供に対して
「自分だけ遊びに行ってずるいとか、お母さんは1人残されて
この時間をどう過ごしていけばいいの？」

ってならない。

彼のように、彼女のエリアに侵入してきてアドバイスや、指示が当たり前で彼女のためにやっていると誤解し、拒否されると怒ったり落ち込んだり。

これはめんどくさい！と私は思うが、

こういうお子様のような性格の彼にどう接するかは、接する側にどれだけの
余裕があるかで行動が変わり、別れるか復縁できるかの分かれ道になる。

安全基地はなりたいと思っている人は難しく、自分に余裕を持っている人こそがなれるもの。

恋人で満たされようとせず、自立できれば何も難しくないが、この話を読んで失恋したときにすぐに復活できないかもと思った人は安全基地になる前に自分に目をむけないければならないと思う。

私なりの正論を書いたが、大人になっても自立するとか、自分で自分の事ができるって難しい。

ここで、私が恋愛依存や回避依存的な感じから脱出できた一つの方法。

YouTubeで女子が1人で旅しているとか、食べ歩きしている動画を見る事がおススメ。

彼女たちはチャレンジャー。1人で飲み屋さんに行って美味しそうに食事したりお酒を飲んでる。誰かに合わせず自分だけでスケジュールを組んで行動できている。素晴らしいし見ていて私もやってみたいと思える。

そもそも、恋愛に依存したり寂しさを感じやすい人は、子供の時から
何かに1人でチャレンジして楽しむという事を覚える機会がなかったのか、
見本がいなかったのかもしれない。

今からでも十分間に合うので、安全基地になる前に1人活動を楽しめるようになってみてはどうだろう？