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不完全、そして変形

私は私だから、私が私であることに誰の許可だっていらないよ、だけど私が私であるために私は誰かの許可が欲しい。

言葉によって切り取られて認識されたもの以外になんの価値があるのだろう。どんなに頑張って表現したところで、私はこういう人間ですって結局のところ言葉がないと理解できないんでしょう?夜、一人で白い息と共に吐きだす私はいつだって不完全、でもそんな私を誰も知らない。朝、靄に包まれて吸い込む、新しい私を誰も知らない。昼、太陽の下でただそこに佇む、私の表面だけが私の全て。あなただって同じでしょう?
不完全な言葉で形作られた私とあなた、まるでピースをなくしたジグソーパズル。
欠けたピースはみつからないから、私たちの形を変えるしかないね。

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