車窓と駅弁
新幹線に乗るときは、窓際に座るのが好きです。
ぼんやりと車窓を眺めて、窓の向こうに連続する、土地の空気や暮らしを想像してみたり。
畑のそばにポツンとある日本家屋が、すれ違いざまに、ふわっと心を擦ったりする。
夜はきっともう少ししんみりした雰囲気かな。家の中からは、魚を焼いた香ばしい匂いがするのかな.....
そうやって想像を膨らませます。
あまり遠出をしない自分にとって、ちょっぴり非日常を味わえるのも新幹線の楽しみで、ワクワク感のお供に、駅弁があるとなお良しです。
少し前は、せっかくの旅だからという勢いで、奮発した"かにめし"を新幹線で食べました。
大胆な筆使いで、包装紙に描かれた海の幸。お弁当箱を開くと、ほんのりお酢風味なカニが、ご飯にいっぱい乗っていて、贅沢な気持ちに浸れました。
車窓と駅弁を楽しみに遠くに行く、またいつかそんな旅がしてみたいです。
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