あおたん

✅感じたことを感じたままに ✅インプットより圧倒的アウトプット

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最近の記事

君はどう生きるか

あ、白鷺。 8月の中旬、接近している台風のせいか蒸し暑さとどんよりとした曇り空が広がるとある日。 実家からの帰り道の出来事だった。 私は上空を飛んで行く白鷺を見た。 川の水面に微かな影を落としながら、優雅に飛んで行く1羽の白鷺。 群れることなく、独特の世界観を放つ白鷺からは力強さを感じる。 白鷺は回復や癒しをもたらす動物、幸運の前兆を知らせる動物との言い伝えがある。病を治す仏様、健康長寿をもたらし心の苦痛を取り除いてくれる仏様、「薬師如来」の化身としても信じられて

    • 4月という怪物

      新たなる学年の生活が幕を開ける。 1年前に綴った思いを今改めて読み返してみたい。 何だろうこの感情は。胸のあたりが毎日ざわざわする。とにかく落ち着かない。様々な感情が入り混じり、私の脳内は今にもパンクしそうな程ごちゃごちゃしている。無秩序、いわゆるカオスな状態。 何に対して不安になっているのか、自分でも分かっているようで分からない。地に足が着いていないような、少しふわっとした感覚。この感覚には覚えがある、確かそれは大学に入学したばかりの春だった。何もかも新しいことだらけ。私

      • 高速道路

        久々に帰省した実家からひとり暮らしのマンションへ向かう高速道路。 車のフロントガラスから見える高速道路の景色は、私に何かを訴えかけていた。 ものすごいスピードでかっ飛ばして走る車。 車線を何度も変えて煽りまくる車。 規則通りの時速で走る車。 カーブを曲がる度に遠心力で倒れてしまうのではないかと心配になるほど、大きな荷物を乗せたトラック。 小粋なスタイルの車。 パンパーが少々凹んだ年季の入ったワゴン車。 高速道路には多種多様な自動車たちが目的地は異なるが、ある場所に向かっ

        • 私にとっての成人の日

          成人式の日を迎えた。太陽が降り注ぐ気持ちの良い朝だった。 みんなはきっと振袖を着て成人式に出席している頃なのかな。 私はと言うと、朝から頭をフル回転させて短時間集中で課題を済ませ、食器洗い、部屋掃除、靴磨きと身の回りの整理整頓をするというごく普通の日常を過ごしていた。最近趣味はと聞かれた時に料理と並んで部屋掃除が思い浮かぶくらい、身の回りの整理整頓がマイブームとなっている。身の回りを整えると自然と心も浄化される、そんな感覚が単純に好きだから。 振袖着ないの?成人式でない

        君はどう生きるか

          上手くいかないのも人生

          「人生ってなんでこんなに上手くいかないことだらけなんだろう」 思わず呟いてしまうこの一言。ちょっとした失敗や挫折で一喜一憂している自分に腹が立つ。気持ちの切り替えが下手で、負のスパイラルに陥っていく自分が情けなくて。でも意識していなくてもそんな状態になってしまって、自分で自分を悪い方向へと引きづり込んでしまう自分がいるのも何だか悔しい。 そんな状態になっている自分を周囲に気づかれたくなくて、作り笑いをして平気な感じを装っているつもりでいるけれど、上手く隠しきれていないのも

          上手くいかないのも人生

          金木犀の微かな香り

          金木犀の香りがふわっと微かにした。 もうこんな季節かぁ。 金木犀の香りは毎年、小学生の頃の懐かしい思い出を私に思い出させてくれる。 あれは確か太陽の光が降り注ぐ、よく晴れた日の帰り道だった。みんなでワイワイ話しながら坂道を下っていた情景が昨日のことのように思い出される。 お母さんがスーパーで買ってきてくれたお菓子を持って、帰宅したら一目散に公園へ向かうのが日課だった。 男女関係なくみんなで鬼ごっこやサッカー、ドッチボールをして遊び、暗くなってきたらブランコ周辺に集まってみん

          金木犀の微かな香り

          ひとり暮らしをするってこと

          真っ暗な部屋の中でひたすら鳴っているアラーム。差し込んでくる朝日の光で自然と目を覚ましていたあの頃とは、もう違う。 ひとり暮らしが始まって今日で3日目。 朝早くから夜中まで引越しの手伝いに来てくれた家族。家族が帰ってしまった後、私は思わず涙を流してしまった。家族との別れが思っていた以上に悲しくて、これが夢だと、現実じゃないと信じたかったのかもしれない。自分が決めた道だし、泣いたって何も変わらないのに。 朝起きて朝食を作って、洗濯している間に食器洗いして、洗濯し終わったも

          ひとり暮らしをするってこと

          真の品格と真の友情

           私にとって、心の友ってどんなものなんだろう。  毎日LINEで連絡し合ったり、毎日顔を合わせている友達ほど深い仲だと言えるだろうか。 会う頻度や連絡する頻度がたとえ多くなくても、その人と居る時間、他愛もない話をしている時間が純粋に好きだったり、心地良かったり、そう思える人が本当の友達なんだと私は思う。  この人といると目立てる、この人といると自分が引き立つ、この人といると誰かに近づける。自分の立ち位置や見栄えを常に気にして友情関係をつくってしまうことって人生で一度や二度

          真の品格と真の友情

          斬新なアイディアに心動かされ。

           今日はゼミの定例会があった。  初めての定例会への参加は緊張した。緊張したら喉が鳴ってしまう癖があるのだけれど、今日も通常運転で喉の鳴りが発動。緊張なんてしないもんと言い張っていたのに、正直かなり緊張していた。  今日1番心に残った話は、事業構想大学院生且つ長野県公立学校の校長先生の事業構想。  高校生と地元企業を繋ぐ斬新なアイディア。高校生が職業体験のようにアルバイトとして働きながら、企業から出された課題(問題点や改善策は何か高校生にアイディアを求める)に取り組み、体

          斬新なアイディアに心動かされ。

          見えないものに期待して

           特にピンと来る洋服はないけど、せっかくここまで来たしな。うーん。まぁでも、この中だったらこれがまだマシかな。よし、一応これ買っとくか。  普段は忙しくてなかなか行けないショッピングモールに行くと、特に欲しいものがあるわけでもないのに、手ぶらで帰宅するわけにはいかないとついつい商品に手を出してしまう。こんな経験はきっとみんな人生で一度はあるんじゃないだろうか。今しかない、次のチャンスはもうやって来ないって自分で自分を焦らせてしまって。一旦時間をおいて冷静に考えてみると、下手

          見えないものに期待して

          ありのままって何だろ。

           「ごめん遅刻する~」  幼い頃からずっと側にいてくれた旧友との再会。確か昔から割と遅刻するタイプだったっけ。彼女はやっぱり今日も遅刻をかましていた。どうやら、美味しいものを罪悪感なく食べるために筋トレしていたら出遅れてしまったらしい。彼女の遅刻にイライラすることもなく、普段自分から運動しようなんて滅多に言わない彼女の頑張りを認め、褒めてあげたくなっている自分がなんだかおかしくって、思わず笑ってしまった。  もうそろそろかなと辺りを見回していると、突然視界に旧友が入って来

          ありのままって何だろ。