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不登校になりたての頃 【コンプリメントとの出会い】

完全不登校になり20日程経った頃です。
その頃の私は、ネットで必死に不登校支援をしてくれる適応教室や、心療内科、フリースクールなどを探し回っていました。

1番近くの適応教室までは車で20分…。ちょっと交通の便も悪く乗り継ぎが必要なところでした。うーん、ここまで遠いと自分で通うのも難しいなと思いました。
民間のフリースクール等は評判の良さそうなところはもっと遠く、お値段もそれなりで笑
これも断念。
唯一、たまたま電話した時に空きがあった心療内科へ一度つれていきました。
そこでは、話を聞いてもらうだけ聞いてもらったら、しばらくは好きにさせておいて、子供に任せてくださいと言われました。

うーん。そうじゃないんだよな。
具体的にどうしたらいいのか教えてほしいのに、何もわからないじゃん。

不登校関連の記事を読み漁っていたら、1冊の本が出てきました。
レビューをみると物凄い高評価。しかしなんだか信じ難い。怪しくない?宗教?
なんて思いつつも、他に手立てが無かったのでとりあえず購入して読んでみました。

そこには衝撃の内容が…。読み終わったあとの私は額に汗を書いていて手は震え、頭をハンマーで殴られたような状態でした。

これが原因だったんだ。
なんてひどいことを子供にしていたんだろう。
思い当たることなんて100はありそうだ…
自分の子供の頃、親にどんな風に育てられていたか、家庭環境が悪くて一切親と口も聞かなかったこと等が本をめくるようにパラパラと頭によみがえりました。

私が間違っていた。
この子の人格を無視して、私の思い通りの駒として作り上げていたんだと気付きました。

そして、コンプリメントトレーニングを受けることにしました。ちょっと信じ難いけど、何もしないよりはいい。何かのきっかけになってくれたら…との思いでした。

開始資料が届き、またまた衝撃が。
こんなの無理だ。笑顔?そんなの無理だ。
けど、けど…やるしかない、やってみたい。

そんな気持ちでした。
しかし、1週間以内にスタートさせなければいけないトレーニングが、どうしても最初の一歩が踏み出せず、とうとう電話でやり方教えてください、と相談しました。

やり方を教わって、さあ第一歩!って思った矢先に、息子がゲームが上手くいかず暴れ出し、パソコンの液晶モニターを破壊したのです。
見る影もなく無惨にバラバラになりました。怒り、苦しみ、負のエネルギーは凄まじく原型が何だったのかもわからないくらいにぐちゃぐちゃになりました。

ですが、私はすごくホッとしました。
これで夜中は寝られるようになる。昼夜逆転も治せる。

この出来事の翌日、フラフラと夕方起きてきた息子に対し、「今日からお母さんは、お母さんになるための勉強をはじめました!よろしくね!」と言いました。

息子の第一声は…「は?何言ってんの?頭おかしいんじゃね?元からイカれてると思ってたけど、とうとう脳みそもぶっ壊れたんだ。どうでもいいけど、顔見せないで、見てるだけでイラつくわ」
でした。

ですが、この日を境に、少しずつ起きてくる時間が早くなり始めました。
息子自身が壊してしまった液晶モニターなので、新しいのを買え!とも言われなかったことは良かったと思います。
壊してくれて助かった。コンプリメントがんばろう!と一筋の光がみえました。

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