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ぼやき

千鳥の某番組のジーンズ弄りの件で色々見てしまって、どうもモヤモヤが収まらないのでここで失礼します。

反応の中で「自分に理解できないものは弄ったり貶めても良い」という意見が自分が思っている以上に多くてうわ……ってなってしまった。

「尖ってるデザインをつくるってことは世間から受け入れられないって前提で作ってるんでしょ?なら笑われてもそれは予期できる範疇じゃん。そんなので怒るなんて器小さい。イジってくれてありがとうくらい言う心の広さがないと。人に笑われるのが嫌なら無難な格好しとけよ」という意見も多いのにもええ……???ってなった。

自問自答ガールズたちの中では自分が観測する限りモード系、いわゆる尖ってると言われやすいブランドが好きな方が多い印象だけど、「自分は好きでこの服を選びました!なのでどれだけ馬鹿にされても気にしません!むしろ馬鹿にしてイジってください!」って言ってる人見たことない。

そもそもデザイナーが全力で作り上げた世界観を「馬鹿にしてください!!」ってなんやねんって話なんだけど。

「尖ってるデザインは世間からは理解されにくいからどれだけ馬鹿にしても良い」って言うなら路面店に入って店員さんの前で同じことを言ってみろって正直思う。


そもそも「無難な服」ってなんだろうね?
服のブランドと一口にいっても多種多様あるじゃん。
リリーブラウンやジル系列
スナイデル系列
天然素材系列
所謂地雷系の服のブランドとか
コンサバ系、モード系、パンク系
色々種類あるけどブランドごとにコンセプトや世界観があって、世界観がある=個性があるってことはすなわち「その個性が合う人もいれば合わない人もいる」状態が発生するから「無難」ではないよね。

そのブランドの世界観が好きで服を買ったとして、「個性のある服だから人から馬鹿にされてもOK!!」って人、そんなにいないと思うんだよね。自分で選んだ好きな服を貶されるのってシンプルに嫌だし。

これはファッションに限らず自分で世界観を作る創作物全般にも言えることだと思うんだけど、絵や小説書いてる人が「笑われるのが嫌なら無難な格好しとけ」って言ってたりして、「それまんま自分の創作物に対してブーメラン返ってくるやつでは?」とか思ったりした。自分が頑張って書いた作品を「作品を出すってことは馬鹿にされる覚悟があるからだろ!?」っていきなり外野が貶してきたら悲しくなるでしょ?

大体デザインが「無難な服」を着たとして、その中にも自分の好きな、例えば色とかはどうしても反映されてくるわけで、派手色が嫌いな人はそこで派手色を選ぶ人を貶すだろうし、くすみカラーが嫌いな人はくすみカラーを選ぶ人を貶すだろうし、そうなってくると「無難」を考えるだけ不毛な気もする。

現在多種多様なブランドが出ている現実世界で「無難」って本当にある?とすら思う。その人が言う無難ってあくまでもあなたが考えている「無難」ですよね?っていう。

普段自問自答ガールズ界隈で人の容姿や服装を馬鹿にするコメントとか見なかったから、久しぶりに「悪意」に触れてしまって心がザワザワしてしまいました。

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