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舞台『GOOD BOYS』/小説『悪童日記』

▶︎久しぶりの観劇

2023年1月、久しぶりに新幹線で東京へ。
現地で生観劇は地元の地方公演以来ぶりでしたが、やはり良い…!
時間をかけて東京へ向かい、電車を調べながら乗り換え、地図アプリに誘導されながら劇場へ…。そして席に座り厚々としたフライヤーの束を見て待ち、いざ観劇。終わったあとは近くのカフェでパンフレットを眺める…。
この流れが楽しいんですよね〜。
そして、そんな今回は、TAACの『GOOD BOYS』を観てきました◎
感想と、モチーフになった小説との比較書きます。

▶︎舞台『GOOD BOYS』

撮影:私

推しである福崎那由他くんが出演するということで観に行った舞台です。HPを覗いた時の、「強く、なりたい────」っていうあの感じも惹かれまして、チケットを取ったわけです。

感想:思っていたよりも闇深ではなくスーッと物語が進んでいく感じ。だけど、考察の余地がたくさんあってかなり面白かった。    です!

「考察」と言っても、主には最後、双子の一方だけが残ったシーンだとは思うのですが😅
あそこ、個人的な考察では、

「心の優しい双子が優しさ故に訓練を続けた結果、2人でひとつどころか どっちがどっちか さえも分からなくなり、最終的には兄が先に力の加減を誤り、弟を殺してしまった。けれども2人はひとつであるため、目を閉じて感じればそこに 君 がいて 僕ら は完成するし、いつでも 僕ら は一緒である。」

みたいな感じなのかなぁと。
途中で登場する お姉ちゃん のこともあったし、「え、これってもしかして最初から双子の片割れなんて存在しなかった?」とかも思ったのですが、周りの接し方とかを見ても彼らが双子であったことは間違いないだろうと。
どっちがどっち…っていうのは、「痛くない!」っていう台詞の変化から。最初は単純に傷付けられた方が言っていた言葉だったのが、終盤では傷付けた方が「痛くない!」って言うんですよね。罪悪感を消すための自己暗示でもあるとは思うんですが、あのラストから考えると、お互いに訳が分からなくなっていることを表してもいるのかなぁ、なんて思います。

▶︎小説『悪童日記』

Kindleより

これがモチーフなんですよね。パンフレットで見て気になってサンプルを読んでみたら面白かったので、購入して読んでみました。

感想:まさに悪童…。舞台の双子よりもそうとう酷い。けれど優しさや考えは同じだし、モチーフになっている部分がたくさん散らばっていて、舞台から知った人でもかなり楽しめる。   です。

まぁ結局は原作じゃなくてモチーフなんでね、かなり違うのは当たり前なんですが😌
こーの双子は凄いですねぇ😅もはや感心しながら読んでしまいましたよ。
舞台の方と比べるとかなり大人っぽいですし、地頭も良い感じがしました。その分舞台版の双子の子どもらしさや幼さが際立つというか、、、。それと、小説だと戦争っていう背景があったのに対して、舞台版は貧困や障害が背景なのもあって、舞台の方の環境や社会の酷さがエグいなぁって気はしましたね。
内容的には結構違いますが、様々なところに「あの部分はここがモチーフなのか」っていう要素が散りばめられているので、舞台観た方には小説もオススメだと思います。

▶︎おわりに

気がつけばダラダラと書いていってしまいました。文章書くのは好きなのに、構成とか考えられないんですよね😇終わり方も分からないままここまで来ました。
舞台観てその後に関連した書物も見る、なんて、シェイクスピアとか以来だったんじゃないだろうか。こういうふうに関心や知識が広がっていくのも楽しいですよね。
コロナ対策の規制も緩和されてきましたし、またたくさん東京に行って、観劇レポート書けたらなぁと思います。

それでは〜

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