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どんな子が中学受験に向いているか

首都圏の中学入試がいよいよ来週の木曜日から本格的にスタートします。

寒さがピークを迎えるこの時期に受験されるご家庭は大変ですよね。何年も塾に通ってきたお子さんも多いと思います。お疲れさまです。

でもあと一息。あと1週間です。体調を崩さぬよう本番を迎えていただきたいです。


中学受験ってなに?

小学6年生が私立・国立中学に入るための試験です。早い地域では1月、東京神奈川は2月がメインです。最近では公立中高一貫校も人気になっています。この時期になると『今日は○○中学の入学試験が行われました』ってニュースでやりますよね。アレです。

受験者数は年々増え、今や首都圏の小学6年生の5人に1人は中学受験を目指します。公立学校の授業の進度に不安を抱くご家庭が多いこと、高校の授業料無償化が受験者数増加の要因です。

今回は受験経験者であり現在指導もしている私が、どんな子が中学受験に向いているか挙げてみました。中学受験を検討される親御さんやご家庭の参考になれば幸いです。

こんな子は向いている

学校の勉強はもう余裕

中学受験は、中学生レベルの問題を小学生がテクニックを使って解くテストです。つまり小学校の教科書レベルの問題が難しいと中学受験の算数はまず対応できません。

例えば、中学入試の算数で出題される角度や面積の問題は簡単な高校入試レベルに相当します。それを小学生が理解できるテクニックを使って解く。高校入試より難しいことはよくある話です。

私は学校の算数は退屈だったので、学習塾で教わるテクニックは新しい発見ばかりで楽しく勉強できました。塾で問題を解くことは新しいゲームをクリアする感覚でした。

暗記が得意

社会や理科はかなりの分量を覚えないといけないので暗記が苦手な子は勉強についていけません。
特に社会は歴史や地理、公民とたくさん覚える必要があります。毎週行われる塾のテストで高得点を取り続けるのは至難の業です。

意外と重要なのが漢字の問題です。中学受験では漢字は必ず出題されるので、小学校で習う漢字は覚えておくことが必須です。

大好きなジャンルがある

得意な教科というよりもこれだけは得意!というジャンルがあれば勉強も楽しくなり点数も伸びます。

理科だと身体の臓器の名前をスラスラ言えるとか、社会だと○○時代が好き!と宣言できる子は勉強をあまり苦にしません。

私も経験したことですが、11歳や12歳の子がずーっと辛い勉強を何年もやるのは不可能だと思います。なにか楽しいことがないと続かない。ゲーム感覚で取り組めるジャンルがあれば勉強する楽しさが身に付きます。

私は算数と歴史が大好きだったのでこの分野はすすんで勉強できました。点数も良かったです。

興味があるなら話だけ聞いてみる

ここまで読んで、「私中学受験に向いているかも!」とか「うちの子に受験させてみよう!」と考えた人もいるかもしれません。

でも最初は、塾や中学校の説明会に行ってみる、本屋さんで参考書を買ってみるくらいに留めてください。塾の宣伝のままにすぐに入塾して大金をかけるのはオススメしません。

興味があればお金のかからない範囲で行動してみる。それが中学受験の第一歩です。

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