おきたことはやっぱり、正しい。
近頃、小学生の娘の反抗期がすごい。
周囲の大人への反抗はもちろんなのだけれど、
最近では周囲の物にすら文句を言いはじめた。
この前は、自分で誤ってこぼしたコップの水に対して、
「私はちゃんとテーブルに置いた!なんでこぼれるの!!」
と、コップと水に激怒していた。
そんな娘の姿を見てて、
起きてしまったことに怒っても仕方がないじゃん
と、当然のように思う自分がいた。
まして、自分の行動によって起きたことに、
腹を立てるのは理不尽にも程があると思った。
そう思ったところで、
娘のほどの激怒はないにしても、
自分も同じように理不尽なことをしょっちゅう思ってるじゃん。
ということに気がついた。
この前はタンスの角に小指をぶつけてイライラしてたし、
昨日は出掛けにスマホを持っていないこと気づいて「もうっ!!」ってなった。
そういう瞬間的に感情が湧き出ることって誰にでもある。
でも、それにばかり従って行動しても仕方がない。
何も変わらない。どうしようもない。
そういうことなんだと。
そう思ったら、娘の激怒にもちょっとは冷静に対応できるようになった。
気がする。
とりあえず激怒に対して反応するんじゃなくて、だったらどうするべきかを考えさせられるようになった。
気がする。
起きたことはやっぱり、正しい。
怒っても、悲しんでも起きたことは、起きたことは変えられない。
水をこぼしたら拭くしかないし、
ぶつけた小指には絆創膏を貼るしかないし、
忘れたスマホは取りに戻るしかない。
そういうことなんだなあと、
娘に当たり前のことに気付かされた。
そんな話。
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