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第2回:なでしこリーガー・嶋田千秋選手と対談させていただきました(中編)

応援パフォーマーとして各方面で活躍する龍口健太郎が、ジャンルを問わず様々な方を訪問してお話を聞き、最後に心を込めてエールを送ります。第2回目は、なでしこリーグ1部に所属する日体大FIELDS横浜のキャプテン・嶋田千秋さんを訪問。日の暮れた、練習前の日体大健志台グランドで、なでしこリーグ1部2部入替戦に臨む嶋田さんを直撃しました。

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いま、一番してみたいことは?

龍口:普通の嶋田千秋さんは何が好きですか?欅坂46以外で。

嶋田:音楽。ギターも少し弾きます。父がバンドをやっていて、その影響で。でも基本、家の中にいるのはあまり好きじゃないです。

龍口:いま、一番してみたいことは?何の重圧もなかったとしたら。

嶋田:そういうのって、急に言われると分からないですよね。たとえば、練習が急にオフになったら、やることないんですよ。だから急にサッカー以外で何をやりたい?って言われても……。

欅坂に入りたい。マネージャーもいいな。

龍口:アイドルも向いてますよね、絶対。

観客の心を動かすのは?

龍口:僕のこの一年の球団での応援は、試合前のステージでいろいろなタレントの方を紹介したり、球団マスコットと絡んだり。でも学生時代の応援は、めちゃめちゃキツいことをして、それこそ血を流しながら応援して選手たちへパワーを送っていました。どっちも応援なんですが。

嶋田:血!?

龍口:拍手し過ぎると血が出るんです。

嶋田:ヤバいですね(笑)。

(がんばっている人に「がんばれ」と言えるのはがんばっている人だけ、という応援団の考え方や、理屈ではない合宿や練習について説明)

龍口:僕は選手から応援に立場を変えたわけですが、応援の場合は、声の調子を整え、しっかり練習して本番を迎えれば、もちろん客席の反応によって変えることはあってもほぼ準備したとおりにできます。

けれども選手は、相手もクソ本気で100%でくるから。野球で言えばバッターボックスで10打席中7回失敗して「すごい」と言われる世界ですよね。それって精神的にキツいな、選手はいろいろ考えるだろうなって。

でもそういうときに、バカみたいに大声で応援しているヤツが横にいて、ちょっとでもがんばろうって思ってもらう。それだけのために応援をがんばろうって思っています。

おこがましいんですが、勝手に心を入れ過ぎちゃうというか、憑依し過ぎちゃって、チームが負けると遠征のときはコンビニでおにぎりを買ってきてホテルで済ませたりします。僕は、勝ったらさも自分が勝たせたかのようにウェーィって盛り上がって負けたら選手をブーイングする、みたいなことに違和感を感じるんです。勝ったら選手だよ、選手ヤバくね?負けたら応援が足りなかったんだ、って。

嶋田:すごい、いい。

龍口:僕はガチの人たちをそばで応援させていただいているので。

嶋田:試合を見に来ている、って感覚の人と、龍口さんの応援は一緒にしないほうがいいんじゃないですか。

龍口:でもそういう人たちを、僕がエネルギーを出してどうすれば巻き込めるか、みたいなところはあります。

嶋田:それにはこっち(選手側)も必要ですよね。

龍口:あー、そこは悔しいんですよね、けっこう。こっち(応援側)は気分よくさせたいのに。

嶋田:でもこっちがやっぱり影響を与えるから。

龍口:そう、ほぼ9.9割そっちで決まっちゃうんですよ。

嶋田:1部に昇格してからのFIELDSはそれができると思いますよ。今は食らいつくしかない。100%出しても勝てるか分からない状況ですし、そういった意味では心を動かせるチームになったと思います。

龍口:かっこいいです。非常に。

(続く)

2018プレナスなでしこリーグ1部・2部入替戦
日体大FIELDS横浜(1部) vs ニッパツ横浜FCシーガルズ(2部)


★第1節(アウェイ)12月8日(土)13:00 KICK OFF
ニッパツ三ツ沢球技場 : 無料試合

★第2節(ホーム)12月16日(日)13:00 KICK OFF
横浜市三ツ沢公園陸上競技場 : 有料試合

詳細:日体大FIELDS横浜オフィシャルホームページ
http://www.nittaidai-fc.com/category/news

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(いまのところ都内・神奈川県内。その他は応相談です)

企画:青葉応援団
取材:プロボノ集団 スパイスアップ編集部

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