平日より早起きの朝。
おにぎりを握り、卵焼きを焼き、唐揚げをチンして簡単な弁当を作って出かける準備。
週末の方がストレスなく早起きができる我が家だ。子も学校の為よりサッカーが目的の方が目覚めが良いみたい。

多分あと数年だけのこの生活スタイルは読書の時間や美術館へ足を運んだり、小さな旅を楽しむ時間を少なくするけれど、すぐそこに手が離れる時期が見えているからこそ目に焼き付けておこうと思う気持ちが動く。
でもXやインスタで告知される友人たちのイベントになかなか参加できないのはすごく残念。私の「いいね」は後追いばかりだ。自分は何も動けていないなぁと気持ちも焦る。

秋冬は私好みのイベントがたくさん。
だがしかし子世代のサッカーシーズンもこれからが盛り上がる時期でもある。

今日は会場をはしごして12時間近く屋外にいた。
ドラッグストアで今季初のカイロを買い、家から持参したゆたんぽをお腹に抱いて、終わりの方はあと２時間…あと30分…と時計を見ながらカウントダウンをして、まるで我慢比べをしているみたいだった。（終了は21時）

山の上を切り崩して造られた整備の行き届いた人工芝のグラウンド。帰る頃には町の夜景がちらちら光って見える。
そんな景色を眺めながら、ふと、またサッカーの事だけで何もしないなぁと私はいつもちょっと悔やむ気持ちを込めて思うのだけど、いつの間にか後部座席で口をぱかんとあけて寝ている子を見ると、まぁいいかと毎回思う。

ついさっきまで、お兄さん達に混じって考えて考えて今なりの頭を使い続けてプレイしていた姿を見せてくれていたからね。上手くいかない割合の方がほとんどの中で、一瞬「はまった！」と思う光るプレイが出るのを見ていたからね。

今日12時間の間、あの背番号に向けて言い放った「いけ～！」の念やら声援やらの跡をここに残しておこうと思う。