不安
傷だらけの腕を見て引いたでしょ?
気持ち悪いと思ったでしょ?
それは傷跡に?
私の思考回路に?
どれだけ体を傷つけても、現実は何一つ変わらないことなんて言われなくても知っている。
だけど、めちゃくちゃな感情が外に流れ出るような感覚。
すっきりするような気持ち良さにも似た感覚。
ぐちゃぐちゃな頭の中と爆発しそうなどうしようもない気持ちを一瞬我に返らせてくれる手段。
自分の中では心のバランスを取るためだと思っているけれど、これが普通ではないことも分かっている。
死にたいから傷つけているわけじゃない。
ただ必死に生きているだけ。
何度死にたいと思ったか、消えてしまいたいと思ったか。
それでも、此処にいる限り生き続けなければならない。
だから、やめろなんて簡単に言わないでよ。
やめられなかったらその人を裏切るようで、新しい罪悪感が生まれる。
既に苦しい所に新たな辛さを付加されるようで、その一言は重く苦しい。
不安が積もって行き場を無くし、凶器になった。
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