CFD米国株価指数(SP500)―分析と投資戦略---2022/10/12(水)

2022/10/12 16:24 SP500現レート:3602

日足チャート

・日足は、大きな赤枠内に「カップウィズハンドル」の弱気チャートパターンを描いている。既に左底の安値を下回って、弱さを示唆している。
・赤枠の大きなカップウィズハンドルの右底に、青枠内の小さな「カップウィズハンドル」を形成中―下方に安値をブレイクすれば、弱気パターンの完成と見ることができ、さらなる下落が予測される形。
・赤枠内で、トップを切り下げ、直近では20MA(斜め赤線)がレジスタンスとなって下落中。

4Hチャート

・現在、紫枠内(94P値幅)のレンジ内での動きを想定―高値3654/安値3560。
・売のポイントは、①下の青枠=機能している20MA(斜め赤線)とフィボナッチ23.6:3627の重合ポイント付近。②昨日高値:3643~その前の高値:3654~フィボナッチ38.2:3661辺り。ポイントでプライスアクション見ながら検討。
・買いのポイントは、直近安値:3571~10/3安値:3560で検討。

*本日は、米生産者物価指数と明日の未明にFOMC議事録があり、大きな動きとなる可能性がある。また、明日は注目の米消費者物価指数の発表を控えている。米国企業の決算発表も本格化してきており、ボラティリティーが大きくなる可能性がある。

*戻りの弱い展開が続いており、大勢は下方向にあるように見える。週足や日足のRSIはいずれも30付近に近づいており、また恐怖指数(VIX指数)は33.8、fear & greed index(恐怖と欲望指数)は18。いずれもやや売られ過ぎの領域に近づいてきてはいるので、指標の内容次第でショートカヴァーが入って急騰する可能性には留意が必要。

*週足の200MAがサポートになっており、下げ渋ってはいるが、上値の重い状況。下げた場合、コロナ安値からの上昇の50.0%押しである3500ポイントがサポートとして機能する可能性がある。


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