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20201002 満月は牡羊座にて

こんばんは。
青日タロウです。

今年も残すところあと3か月。
中秋の名月が輝き、辺りの空気はひんやりしてきた。
10月は天秤座の季節。
(少し余談だけれど、僕は10月生まれで太陽星座が天秤座)
天秤座に太陽があるこの時期、太陽=意志・人生の目的が少し緩まるとされている。
夏の盛りを終えて、実りの秋を迎えた時、
普段は正義の名のもとに、バリバリと自らの目的のために
考え、行動し、裁いてゆく天秤座の力強さみたいなものが、
どうもふわっとする。
この時期は、豊潤で、満たされている状況を慈しみ、
これまでの苦労を労い、愛しむタイミングなのだろう。

そんな10月には満月が2度起こる。
1度目の満月は、10月2日 6:05頃に牡羊座にてピークを迎える。
天秤座の色をまとった牡羊座の満月を眺めながら、
今を読み解いて、明日につなげていこうと思う。

牡羊座。

とある王様の双子の兄妹が、継母の悪巧みによって、処刑されかけた時、
神々の王、ゼウスがその双子を助けようと遣わした、
黄金の毛色を持つ羊がモデルとなっている。
闘神マルスを名を与えられた、赤く輝く天体、
火星を守護星に持つ。
火星はその名の通り、戦いやモチベーションなどと深く縁を持つ。
そんな火星に愛された牡羊座は、
エレメントは火、クオリティは活動宮、区分は男性星座と、
まさに熱く勢いのある星座。
12星座の内、春分点にあたる最も初めの星座である。

そんな牡羊座を表す言葉は【 I am:私は存在する 】
季節の始まりを司り、
個人天体として自分自身が何たるかを、
この広い世界の中で探しゆくためのエネルギーを携えた星座なのだ。
牡羊座は前しか見ていない。
自分自身が何たるかを追い求めてゆくのに必死。

一方で天秤座は牡羊座の真反対にある。
12天体の7番目。折り返し地点。社会天体のはじめ。
そんな天秤座を表す言葉は【 I balance:私は比較する】。
牡羊座から始まり乙女座までの間に、
自分というものを探りつくしその先で、
他者という全く自分とは違う存在との関わりを意識する。
それが天秤座の世界。
各々が磨き上げてきた自分を比較する世界である。

今回10月2日の牡羊座満月は、
天秤座の元で輝く太陽の真反対でピークを迎える。
月は【無意識・心】を司る天体。
そして満月は「物事が満ちる・振り返り」のタイミング。

【牡羊座満月のポイント】

①第7ハウスで起こる牡羊座10°の満月
②第1ハウス、ASCの天秤座10°の太陽、そして天王星とクインカンクス
③火星は土星とスクエア、金星とトライン 

①第7ハウスで起こる牡羊座満月

第7ハウスは【対人関係・パートナーシップ】を表すエリア。
それぞれ自分自身を力強く携えたもの同士が、
関わりを求め、意識していく。
そこにはある種の恐れや、緊張、好奇心がまじりあう。
知らないものとの関わりにはどうしたって、
不安が付きまとう。

けれども、僕らは知らないものに対しても、
直感を通して、こんな風だろう、と推測することができる力が備わっている。
直感を侮ってはいけない。
その直感が新たな道を拓き、
未知なるものとの関わりを繋いでゆく。
そしてその先に広がるのは、さらに好奇心を刺激し、
またとない美しく健やかな関係であるはずだ。

②第1ハウス、ASCの天秤座10°の太陽、そして天王星とクインカンクス

その一方で、満月においては太陽はちょうど真反対に位置する。
牡羊座満月の真反対は、天秤座の太陽が輝く。
そしてこの天秤座の太陽が輝くエリアは、
第1ハウスで牡羊座が管轄する【自我・自分自身】を表す。
天秤座は先にも伝えた通り、他者を意識し、関係性・比較を司る。
今回の満月では牡羊座の月と、天秤座の太陽が
それぞれ自分の持ち味を発揮するエリアとは真逆の場所で輝いている。

客観的に自分のことを見るということって難しい。
どうしても主観で物事を考えがちになってしまうから。
その意味でいうと、今回の月の配置は、
ちょっと落ち着いて、自分自身のことを眺めてみることができるのかもしれない。
他者とかかわりあうときに、自分自身が改めて、
どのようなことを感じ、どのように考え、どのように行動するのか、
少しばかり引いた目線で見られるような感じ。
自分も良くやりがちな癖や、逆に気が付かなった癖なんかに気が付けたり。
人のふり見て我がふり直せ、ではないけれど、
自分自身とは異なる存在のおかげで、
自分が分かることって、多分にあるはずだ。

そんな配置の中で、他人は全く持ってトリッキーな動きをしてきそう。
言葉通じなかったり、勘違いだったり。
それぞれが自分自身を優先しているからこそわかってくる
それぞれの持ち味みたいな。
違うから許せる、そんなことを感じられそう。

③火星は土星とスクエア、金星とトライン

3点目は、火星との関わり。
牡羊座の守護星でもあり、モチベーションのありか・闘いの動機を表す火星が、制限と試練の土星と、緊張感のある角度で結ばれつつ、
愛と楽しみ、美しさを司る金星とは、調和的な角度で結ばれている。

2020年の下半期は特にこの火星がポイントとなっていて、
山羊座の社会天体らと、強く関係していた。
世の中は個人が集まって大きな社会を築き上げている。
社会があるから、個人が守られている。
個人それぞれには、それぞれ達成したいことがある。
一方でその達成したいものを吸い上げた社会は、
独自で何か巨大な意思を持ち始める。
そこで、個人と社会の対立が起こる。

この2020年の下半期は時代が移り行く中で、
改めて個人が目指すべきところと、
膨れ上がってしまって社会が成り立つのは個人があることを忘れてしまい、その社会がまるで一つの個人の性格を帯びてしまった状況との闘いを描いているようだ。

それぞれにとっての闘うべき理由、
燃えるエネルギーみたいなものが刺激されている状態。
この満月がは、その闘うべき理由が、
よりくっきりと明らかになっていくようである。

この牡羊座満月は、山脈を上っている途中のようだ。
決して一つの山ではない。
険しく切り詰めた、気高く雄大な山々だ。
そのうちの一つの山頂を上り詰めて、
開けた景色にまたそびえる別の山頂を望んでいるかのような。
そして、この山脈を登るには、
決して一人ではないことを知る。
ガイドの存在が不可欠だ。

ピークに達して、これまでの闘いにおいて、
一息が付けそうだし、目の前に広がる景色を噛み締められるだろう。
その時に湧き上がってくる感情、言葉を大事にして欲しい。
今、このタイミングで見えている景色、
感じている心、
見定めていきたい目標
それら全てがちょうど同居している。
またそれらを、共有できる存在がいる。

何が何でも突き進んでゆきたい牡羊座と、
自分のことはさておき、他者との関わり合いに全てを捧げてしまう天秤座。
この2つの星座はちょうど真反対であって、
互いに違うからこそ、【自分】というものがはっきりしていることが手に取れる。
中途半端さはこの2つの星座には存在しない。
曇りなき1点を見つめている。
照らし照らされる関係であるこの2つの星座の関わり合いが、
自分自身の気がつかなかった良さを、
煌々と明るみに引き出してくれる。
その上で、新たな闘いへと踏み出してゆける。

そんなタイミングになるだろう。

おまけのプチ占い。

4日には金星が乙女座へ。
乙女座の金星は少し調子が悪いとされる。
知人の家のホームパーティーへ呼ばれて遊びに行って、
「自分の家だと思ってくつろいでね~」なんてもてなされても
好き勝手楽しめないですし、緊張しますし、、、的な。
(中には全然気にせずくつろいじゃう人もいるけれど)
手に届かない楽しみとかよりも、
現実的で、物質的な楽しみや快楽の方に目が行きがち。
食欲の秋!おいしい物たくさん食べたい!
読書の秋!手あたり次第、気になった本買うぞ!
芸術の秋!絵画でもはじめよ、とりあえず道具揃えなきゃ!
運動の秋!肉体改造したい、ウェアとプロテインを手に入れなきゃ!
みたいな。

2020.10.01 青日タロウ

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