まずモンテネグロのサッカーについて詳しく説明したいと思います。
モンテネグロサッカーは大きく３つの都市で分かれております。１つ目はモンテネグロの首都であるポドゴリツァの中心チーム、２つ目は海にあるチーム、３つ目は山にあるチームの３つに分かれています。
モンテネグロのサッカー構造は１部から３部まであります。他の国に比べて少ない方だと思います。モンテネグロでは１部と２部がプロカテゴリーとなっており、３部はアマチュアリーグとなっております。
１部の全チームは１０チームあり１シーズンで順位をつけて１位がチャンピオンズリーグの予選に出場でき、２位がヨーロッパカンファレンス・リーグに出場、下位3チーム中の上から２チームはプルヴァCFL（降格戦）に出場、最下位は２部に自動降格という形になります。
続いて２部も全チーム１０チームあり、１位が１部に自動昇格で2位と3位は１部リーグに行くための昇格戦で下位２チームが３部リーグに自動降格になります。
そして３部リーグの説明です。３部はプロリーグではないアマチュアリーグで全チーム１４チームあります。３部は中心部にあるチーム、海にあるチーム、山にあるチームの上位１位３チームが集まって総当たりをして上位２チームが２部に昇格することができます。

僕は約１年間３部でプレーしてきて色んなことを肌で感じました。まず僕以外のチームメイト全員モンテネグロ人なので言葉が通じない、言葉が通じないと自分の伝えたいことが伝えれないのでストレスを抱えたままプレーしないと行けませんでした。あとはモンテネグロ人の性格に慣れることモンテネグロ人は基本のんびりしている性格なので３部の選手は日本人みたいに真面目にたくさん走ってボールを奪いに行ったりしません疲れたら歩いたりします。そこを言葉を覚えて指示したり選手を動かす必要があります。モンテネグロのサッカーだけでなく海外でプレーするために必要だと思うことはモンテネグロでは僕は外国人選手助っ人なので飛び抜けた武器だったり自分からリーダーシップを取って指示する事、諦めずに最後までプレーするメンタリティが一番海外サッカーで大切な要素だと思いました。

僕は半シーズンで１１試合１３ゴール取ることができて３部の得点王になることができました。外国人選手として結果が全てだと全試合考えながらプレーしてきた結果がこのような得点王になることができたと思います。

モンテネグロサッカーで求められるプレー
モンテネグロで求められるプレーはまず守備力１対１がものすごく求められます。
例えばシンプルなことですがボールを奪ったらシンプルにボールを味方に正確に預けることがとても重要なプレーになっていきます。守備ができない選手は基本的にモンテネグロだけではなく海外での活躍は難しいと思います。あとは身体を使ってボールをキープするキープ力モンテネグロ人は平均身長１８３センチと世界で２番目に大きい人種なのでその中でボールをしっかりキープして味方に正確に預けることが重要になってきます。

モンテネグロのサッカーレベルについて
モンテネグロのサッカーは日本のサッカーとは別物と頭に入れておいて欲しいです。モンテネグロのサッカーは基本縦に早くてフォワードに一人身長のある選手がいてそのフォワードに預けて2枚目、3枚目が関わって受けて攻めたりサイドに速い選手を置いて縦にドリブルだったり、中にカットインしてシュートを打ったりします。あとは守備が日本のサッカーだったら待つ守備をすると思いますがモンテネグロでは気にせず突きにくるので上手くワンタッチで剥がしたりして距離感を掴むのも大切になってきます。