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晴耕雨読な休日

久々に雨が降る週末だ。
最後いつ雨が降ったのだろうというくらい、今季は雨の日が少ない気がする。
いつも聞こえる子どもたちの声は聞こえず、雨の音、車が走る音やアパートの前の川の流れる音が目立って聞こえる。

こんな日には、熱々のコーヒー飲みながら、本でも読もう。週末部屋でゆっくりできる日の楽しみである。

今読んでる本は、NVC(非暴力コミュニケーション)についての本。
図書館で予約し、数ヶ月待ち、やっと借りれた本。NVCという言葉をパーマカルチャーに関するpodcastなどで聞くことがあり、ずっと気になっていた。

『NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法』マーシャル・B・ローゼンバーグ著

NVCとは簡単に言えば、心の底から与えるように導く、人と人との間に誠実さと共感を基盤としたコミュニケーションと書いてある。

はて?抽象的であまりよくわからないと思うので具体例を挙げる。

例えば、自分の母が暴飲暴食し、私はそれをみて不快に思っている場面を想像しよう。
で、私の発言として以下の2つの例を示す。

①『お母さん、食べすぎ!ほんとやめてほしい!!』

②『お母さん、夕食食べた後におかわりもしてその上お菓子も食べているよね。
私はそれをみて、少し心配になるの。
私はお母さんのこと大切に思ってるし、ずっと元気でいてほしい。
だから、もう少し食べる量を減らしてもらえないかな?』

この発言を聞いたお母さん、どっちの発言の方が食べる量を減らす気になるだろうか?

おそらく②だろう。
私の場合、②の方が、自分のことを大切に思っている感じがし、自分自身に注意が向くようになる。一方①は言い方も強く、強要されてる感じがし、『そんなことわかってるよ!』と言い返したくなる。

このようにNVCでは、今ある状態を観察し、心の深くで自分が相手が何を必要としてるのか耳を傾ける。そしてそれを言葉で表現する。

この例のように丁寧な発言を普段から言えるか?と聞かれれば、yesとは言い切れないが、この考え方は自分のコミュニケーション法を見直すためのいい機会となっている。

まだ読んでる途中だが、この本を読んで

・相手へは曖昧な言葉をなるべく使わず、具体性を持って説明や要求をする(言葉の尺度は人それぞれ、誤解を生みかねない)。
・批判や評価ではなく、自分が必要としていることをストレートに表現する(相手も自分も不快な気持ちになりかねない、目的はなんなのか)。
・相手の意見を真摯に聞く、決めつけをしない、偏見を持たない。

など、色々思い当たる節を浮かばせながら自分に足りないものをたくさん感じるとともに、日々気をつけていきたいと思えた。

この本を読んで、久々に新しい世界を開いたような感覚。読み進めるのが楽しみである。

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