謙虚
こんばんは🌛
今年は自分の考えていることをきちんと発信していこうと思い、腰が重くならない程度に(重要) noteでも発信をしていきます。月単位の長い日記のような形にするつもりです。
さっそく本題に。
事あるたびに未だ「2021」年と書きそうになっている2022年1月現在。今月の自分のテーマはこちらでした。
なんか1月っぽい!今月は、謙虚さについて考えた月でした。
謙虚ってそもそも何だろうとか、もしかすると自分に欠けている要素かもしれない、だとしたら恥ずかしいなとか。
日々考えることは多いけど、行き着く先はこのテーマだった気がする。
謙虚でいるために必要なことは2つあると思います。どちらか一方ではなく、両方とも必要なこと。
ひとつは、内省的なことで、自分を過信しないこと。
これは、そもそもそれが謙虚の定義なんじゃ?と思うほど自明に聞こえるかもしれない。でも、実は難しいと感じている。
自信満々なわけではなく、ごくごく知らないうちに、もっとやれると思い込んだり、他人を頼ることを忘れてしまったりするシーンは意外に身近なのではないかと。
だけど、自分は思うほど強くはないし、できないことだらけ。これを"本当に"理解することが大切。
では、どうするか。たくさん失敗することだと思う。恥をかいたり、未熟さを噛み締めたりする回数を増やすこと。"本当に"理解するためには、思考だけではなく、経験が伴う必要があると思う。
その時は、苦い薬を飲み込む時のような重苦しさがあるけど、これに立ち向かってこそなんだと思う。
「前進している人にしか壁は来ない」といった耳ざわりの良い言葉もあるけど、どうもありがとうございます、そういうの元気出るので助かります。
そして謙虚であるために必要だと思うこと、もうひとつは、外部環境との関わりの中で、自分の外に広がる世界の広さを自分ごととして現実味を持って感じられるサイズで捉えること。
言いたいことはわかります。ですが、これでもわかりやすくしたのでご勘弁を。要は、物事を自分ごととして捉えること(もっとできるやん)。これは案外難しいと感じている。
というのも、途方もなくスケールの大きなことを目の前にすると、乗り越える気持ちよりも、もはや戦意喪失になると思うから。
具体例を挙げます。
今年の終わりに世界が滅亡します。
と言われたらどうでしょう。
そもそもピンと来ないのではないでしょうか。漠然としすぎていて、何かしなければと駆られる想いにもなれない気がする。
仮にもし何かできたとしても、今の時点では、「美味しいものを食べる!」とかそういう発想になる。これは、実際にその時が来たらどうなりそうなのかさえ現実的に想像できないから、こんな気楽なことを言っているのだと思う。
では。
今年の終わりにあなたの推しが引退します。
こう聞いたらどうでしょう。
実感はすぐに得られなかったとしても、泣きそうになったり、というかもはや泣けちゃったり、それまで何回会いに行けるんだろうとか、色々と考えちゃいそうですよね。
これはおそらく自分の生活にその存在が溶け込んでいて、毎日自分と近い距離で考えている対象だからではないかなと思います。それゆえ、そんな存在が離れてしまうことがとても寂しく感じる。
と、同じ"世界の終わり(レベルに一大事)"の例を出してみましたが、反応は大きく異なりました。
そして、この違いを生むことが、対象を自分ごとと捉えているかどうかだと思うんです。
自分ごとと捉えているということはつまり、自分の中に占める対象の大きさや自分に与える影響が実感できることだと思う。
ファインディング・ニモのワンシーンで、ニモを探す旅路にいるマーリンとドリーがクジラに飲み込まれるシーンを思い出します。
ドリーがクジラ語を話せると言ってウワンウワン言っているうちに、遠くにクジラらしき影が。
遠目で見ている分には、あれクジラじゃん?ちゃんとクジラ語通じてるっぽい!とテンション上がるけど、だんだん影が後方に近づいてきて… 。
遠目ではわからなかったその大きさに息を飲む頃には、もう飲み込まれちゃってる。そんなシーン。
この話も先ほどの例に近くて、遠目で見ているうちには、クジラが自分たちと比べてとんでもなく大きいことも、そんな大きさの生き物に自分たちが飲み込まれる可能性にさらされていることも、わかっていなかった。
そして、彼らがやっと、やばい!と焦るのは、飲み込まれるコンマ1秒前で時すでに遅しだったわけです。
事の重大性を然るべき規模で捉えることが大切だと示す例でした。
そろそろまとめに。
謙虚であるためには、自分の小ささを相対的に知ることが本当に重要だと思う。
そして、最後に、正しく相対化するためにどうすべきか。
それは、先回りで思考すること。粗くてもいいから全体を最初から最後まで見通すこと。これに限ると思います。
こんな感じになりそう、こんな感じらしい、を知るだけで打ち手を考える余白も生まれる。
謙虚というテーマから色々と書いてきました。
知れば知るほど知らないことを知る。知っていることを分かっているから、知らないことが分かる。(超絶日本語)
謙虚でいれば、世界は大きく見える、と考えることもできますね。世界が広くてよかった。
ではまた来月。
読んでくれてありがとうございました!