フランスに来てから、感情はずっとジェットコースターでした。
海外旅行気分で楽しんだり、時間を持て余して退屈してたり、集中できることを見つけて持ち直したり。
でも、仕事を始めてからますます自分の感情が手に負えなくなってきました。
泣いてるか、怒ってるか、笑ってるか、虚無。
PMSがそれをさらに増幅させるため、生理一週間前は基本的にずっと泣いています。
情緒不安定なことは自覚していたのですが、最近身内に当たるまでになってしまいました。
とにかく感情を吐き出したくて仕方ありません。
下記大変見苦しいことを書いてます。

最初はフラ語に対する勉強のモチベもあり、同僚にはフラ語優先、わからなかったら英語で説明してくださいとお願いしていた。家では全然使わんから実際話す聞く機会が増えて、働く前よりはフラ語がスラスラ出てくるようになった。とはいえDELF A1にも満たないフラ語底辺の私。すぐにいい子ぶってフラ語でお願いしますといったことを後悔する。同僚たち、カタコトの私に対しても喋る喋る速い速い。一対一だとそうでも無い。だけど円形のテーブルで何人かで昼食をとるとき、大抵会話には入れない。外国人に対する忖度など一切ない。最初の頃は、何について話してるの？と聞いていたが、疲れてやめた。集中して会話を聴き、聞こえたワードから話している内容を推測し、それについて話しかけたらもう会話は次の話題に移っている。それでもこの頃はまだマシだった。最近、会社に人が増えたため円形のテーブルから食堂によくある長テーブルに変更された。もうますます会話には混ざれない。一つのテーブルを5、6人で囲っていたからこそ、まだ会話に混ざろうとする気持ちが持てたし、そのチャンスもあった。一つのテーブルに２０人以上座るようになってからはずっと迷子。今まで一つの会話だったからこそ集中して単語を拾えたが、右でも左でも更にその奥でも会話が繰り広げられもうどこを追えばいいのかわからない。さらに、仲の良いもの同士で座るようになった。私がこの人は、何を言っているんだろうと考えている間に、同じ時期に入社した同僚たちは色々な人といっぱい会話して仲良くなっていた。午前と午後に誘いあって一緒にコーヒーを飲みに行く。私は誘われないし、誘ったところで昼と同じく迷子になるだけと思い誘えない。てか実際そうだった。私は誰のパーソナルな話も全然知らない。だって会話してないもの。私が誰かとする会話のほとんどは日本について。まあお互いのことを一生知らないのだから、妥当な話題だろう。私はフラ語を勉強するのではなく、友達を作るべきだった。みんなが笑っているときに一番孤独を感じる。わたしだって笑いたいのに。フランス人特有なのか知らないが、女性は目が合うと微笑みかけてくる。最近はそれさえもストレスを感じてうまく微笑み返せない。

会社にもストレスをかけられている。そもそも、うちの会社は英語が公用語だと聞いていた。親会社がドイツにあり、他拠点もアメリカ、中国だから英語ができることが必要で、会議はほとんど英語でおこなわれると。だけど社内にはフラ語しかない。私が社内で初のフラ語喋れない人間なので、研修すらままならず、一人で工場内に入る許可さえまだ降りてない。この研修は英語対応してませんって言われるたびに思う。なんで雇った？一度、あなたはフラ語を積極的に話すべきだ、英語は私の第一言語ではないと言われた。何言ってんだ？英語は私の第一言語でもないんだが？毎週定例会議があるのだが、全てフラ語でおこなわれる。前半は全体的なお知らせ、後半は各プロジェクトの進捗をスライドでチームが発表する。もちろん全てフラ語で。謎なのがスライドは英語でつくられている。私がくる前から。誰に向けてのなんのための報告会なのか理解に苦しむ。スライドは読めるので、進行している上司にお知らせのところはせめて英語でしてくれませんかとお願いした。上司はそうだね、英語を練習する良い機会だといった。We are going to swich to English time to time.と笑いながら言った。time to timeって何？どういう意味？次の定例会もその次の定例会も英語でおこなわれることはなかった。定例会に参加するのをやめた。
もっとも意味わからんのは、仕事がない。入社して四ヶ月、試用期間もおわり晴れて正式入社となった。しかしこの間、何もしてない。最初の一ヶ月は研修とかまだすることがあったし、会社の製品について自分で調べたりもした。二ヶ月目からは研修もおわりやることがなかったが、それでも自分でできることを見つけてやっていた。上司に仕事を強請ったりもしたが、大抵は１日２日で終わるものですぐ手持ち無沙汰になった。三ヶ月目からは、どうやら仕事がないのは私だけじゃないというとこに気がつき出した。うちの会社は大量に人を雇うだけ雇って、その後のことは考えてなかったらしい。しかしうちの会社が仕事しない人間に給料払える金持ちだということがわかったところで、なんにもすることがないのは苦痛。しかも、与えられる仕事もここをこうして、とういのばかりで決まったことをするだけ。自分の頭を使わないので達成感など微塵もない。ちなみに、自分の頭をつかって変更を加えることは許されていない。そんな権限はない。言ってしまえば、誰でもできる仕事。まじで、なんで雇った？だんだんタスクを上司に求める要求のメール頻度が上がっていく。最近、同様にやることがない同僚が上司に直接文句を言いにいった。先月1人仕事を辞め、今月２人離職することが決まっている。やることはないし、職場の空気も最悪だと。そう言う彼も、転職が本格的に決まりそうなので、物怖じせずそういった。上司は、職場の空気が悪いなんて聞いたことないし、そんなことはないと返答した。以前勤めていた会社で上司から話を聞く機会が多くあり、彼女は一日に１００件以上のメールを受け取り、一日中会議に出席、と自分の時間はほとんど取れないと言っていた。それでも私が行き詰まった時にはいつでも助けてくれたし、相談に乗ってくれた。私はそういう上司像を持っていたので、現上司には少なからずがっかりした。もし私が言葉を選んで、私はどんなタスクでもお手伝いします！ではなく直接的に、仕事がなくて暇です、と言っていたら、上司は同僚の言葉をもう少し重く受け止められていたのだろうか。この話を聞いて、私は出社するのをやめた。テレワークを積極的にし、家ではずっとYouTubeかTwtichを観てる。だってやることないんだもの。それに家にいれば、わいわいした中で泣きそうになりながら無言で昼ごはんを食べることもなくなる。

くっそ後ろ向きなのもわかってるし、みんながみんな悪くないのもわかってる。でも今は誰からも、雇用主からも必要とされず自分がなんでここにいるのかわからなくなる。フラ語を勉強するモチベは完全に消え去り、今は英語でしか話しかけない。フラ語で話しかけたら、フラ語で返答がくるから。それが怖くてしょうがない。語学、仕事のどちらかがうまくいっていたら、ここまで悩まなかったのかもしれない。でも職場の空気は最悪らしい、のでどのみちこうなっていたのかも。最初はフラ語が話せない私を受けいてくれるなんてと感謝しながら耐えていた。今は転職を視野に入れており、そのおかげで吹っ切れた部分もある。モチベが上がってくるまで、しばらくあらゆるものに距離を置かせていただく。