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つどうプロジェクトについて

 「宇宙兄弟」の中にデニール・ヤングというキャラクターがいるのだが、僕はデニール・ヤングで好きなエピソードがある。
 デニール・ヤングは歩くことができるのに、杖をついてみたり電動車椅子に乗ったりしている。デニールの家系はみな同じような体型・みためで歳をとったら脚を悪くして車いすになるらしい。だから脚が悪くなる前に準備しておきたいというのだ。

 僕は自分が将来、ずっと元気でいるかというと自信があまりない。もしかしたら60代で脳血管障害で片麻痺になるかもしれないし、パーキンソン病を発症するかもしれない。肝臓を悪くして好きなお酒も飲めなくなるかもしれない。だから、そのときのためにいろんな人生の楽しみ方を集めておきたいと思っている。
歩けないなら電動車椅子を使うし、お酒が飲めないならお茶の世界を知っておきたい(ティーペアリングにはすごい可能性を感じている!)、ギターが弾けなくなるかもしれないからDJ的なことや打ち込み系の音楽の楽しさも知っておきたいと思う。世界に絶望しないためにいろいろな可能性を広げておきたいと思っている。
 あとは自分が歳をとるまでにやっておきたいことは、孤独にならないコミュニティをつくっておきたい。

 コロナ禍の現在、リアルに繋がることがすごく難しくなってきた。面と向かって会えないことで孤独に感じる人も多い。ここでオンラインに繋がれる人と繋がれない人の差が出てきている(ように感じる)。
 高齢な方は家に引きこもったことで身体機能が低下して寝たきりにつながるケースも聞くし、人と会えない事で精神的にもまいってしまう人もいるようだ。
 地域でもう少しオンラインとオフラインで繋がるコミュニティがあったらいいなと思う。それならそんな場所をつくってみようと考えている。

 さて何をどうすればいいかわからないのだが、家でもできる体操動画をアップしたり、食べ物のことや映画、音楽、生活のことなどのエッセイみたいなものをアップしてモノ、コトを通して人と繋がれるような場所を作りたい。地域の人(オンラインなので地域以外の人も)が投稿できるようにして参加できるようにもしたいと思っている。季刊で良い記事は紙媒体で地域に配れたらいいなと思っている。

政嗣 がスケッチを共有しました 8

「つながる」よりもゆるく皆がなんとなく場を共有する「つどう」場所。
自分の中では「つどうプロジェクト」と命名してみた。名前を持って言語化したことでこのプロジェクトは少しずつ動き出すような気がしている。
将来、僕が歳をとったとき「つどうプロジェクト」が形になっていたら少しは孤独になる心配をしないでいいかもしれない。

政嗣 がスケッチを共有しました 8のコピー

 

アイデアの試作や自助具の制作、動画制作に使わせていただきます。世の中が全ての人に過ごしやすくなればと思います。