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【交換日記No.1 日常、東京での出来事。-競争とアオイエについて- 原田岳】

交換日記初投稿。

初めまして。
株式会社アオイエの取締役CCOと京都責任者をさせてもらってる原田岳です。

今回は交換日記初投稿という事ですが、テーマは

「『わたし』でいられる日常へ。」

あくまで日常ですが、されど日常。
ありのままに感じた日常を書いていきたいと思います。

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「日常、東京での出来事。-競争とアオイエについて- 原田岳」
9/29

東京で友人のJAZZ LIVEがあった。
もう18歳の時からの仲。

彼女は東京の大学へ進学する後押しをしてくれた人物であり、
4年務めたバーテンダーを始めるきっかけとなった人物でもある。

僕はジャズシンガーの彼女から、人生を変えられた。

そんな彼女は僕が18歳の時、27歳。
今では32歳。

予備校に通っていた時の近くのカフェで知り会った。

少しだけ彼女がどんな人かを説明すると。

・同性でも見たことがないくらい筋が通ってる。
・以外と天然。
・世界観がアーティスティック。
・いつまで経っても綺麗。

稀に見ない変人だと勝手に思ってる。(良い意味で)

彼女がジャズの道を目指し始めたのは、出会って間も無くの頃。

そんな彼女が、地元九州で地道に活動範囲を広げ、
ジャズの師匠の元へ弟子入りのために東京に出て来てもう2年。

ついに先日アルバムを出した。


僕は日頃京都にいるが、この日は前々から約束していたアルバムのリリース記念LIVEだった為、東京へと向かった。

久々に会う彼女と何を話そうか、どんな気持ちで聴こうか、考えている間に直ぐに時間が過ぎていった。
実は少し心配していたところもあった。
大丈夫かな。たまに天然入るし。


そんな気持ちは杞憂に過ぎなかったようだ。

案の定、
その日のLIVEでの彼女は僕が会ったどんな時よりも輝いていた。
正直ジャズという音楽に対して嫉妬してしまうくらいの笑顔だった。

LIVEはあっという間に過ぎていった。
その日はレコーディングメンバーでのLIVEだったようで、
途中、ピアニストとギタリスト、彼女のサイン付きでアルバムを買った。

会が終わりに向かうにつれて、彼女の輝きは更に増していた。


そして、僕はそれを見て、とても惨めな気分になった。

彼女はジャズの道で。
僕はビジネスの道で。
夢を追っていた。

お互い頑固者なせいか、諦めることを知らない。

ビジネスの世界は、キラキラしているようで、見た目とは裏腹にそこまでキラキラしていない。
輝くときは一瞬だ。

僕がキラキラ輝くところはどこなんだろう。

LIVEが無事に終わり、彼女への挨拶も経て、
共に来ていた友人と、夜も更けた街に飲みに出た。


その時の気持ちを話すと、友人にこんな話をされた。

「足るを知るともっと幸せに気付けるかもよ。」

確かに、僕の周りはすごいやつらばかり。
いつもお世話になって、感謝しかない。
運営の仲間や、アオイエの住人、こんなにも恵まれてる僕は確かに幸せ者だと感じた。

だけど、僕はそこには満足したくない。
僕の感情は自己否定が常だ。

「自分はまだまだだ。」「あいつに比べれば。」
「もっと高みに。」「成り上がりたい。」

そこの先には他者との競争の概念がある。

僕は友人に対して熱く語っていた。

誰かが言った。
“調和”は”競争”の果てにある。

例えば自然。
競争があり、その中で生き残った者が互いに支え合いながら調和を成している。

確かに、”調和”は重要だと思う。
人と人が助け合うこと、企業同士が助け合うこと。

過去にはなかった文化が今の世代の共通認識として育まれている気がする。

でも、僕は負けたくない。

昔からの性格のせいか、競争の中で生きていたい。

こんな僕は惨めだと思う。
でも、どれだけ惨めでも僕は僕の哲学を肯定したい。

アオイエの運営の仲間でも、住人でも、先輩でも後輩でも、僕は最初に比べたがる。
そんな中で生き残ってこそ、勝ち上がってこそ僕の思いは満たされる。


判断基準は、多分「漢としてのカッコよさ」だと思う。

それを言うのはダサい気がしてるけど。。。
僕はどうしようもない生き物だと思う。


少し熱くなってしまった。。。

その後も互いの恋の話や、
たわいも無い話で盛り上がった。


僕は改めて人と話すことが好きなんだと自覚した。

友人宅で布団に包まり、寝る前にふと、僕はアオイエの魅力を再認識した。


人が好きな僕は、自由な夢を掴むことができるアオイエという空間で、人と接する。
そこでは、自分に甘んじることなく前に進み続ける人がいる。

僕がアオイエが好きな理由。
それは、

アオイエは自分が常に磨かれる環境であり、住人と共に磨き合うから。

こんな環境にいれて僕は幸せだな。
そして、まだまだだな。

もっと頑張らなきゃな。

誰もが夢を描ける社会を作るために。

そんなことを、再確認できた夜だった。
いい夜だっった。もっと輝きたくなった夜だった。

ー追伸ー
あの日一緒にLIVEに行ってくれた友達。
話を聞いてくれた友達。
アオイエの仲間たち。
住人のみんな。
いつも、ありがとうね。

実は彼女とのエピソードはもっとあるんだけど、それはまた今度。

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【交換日記】
この交換日記は、ライターとしてこのnoteを運営する京都アオイエの住人が、
それぞれの日常を書き、次の人に繋いで行く日記になります。

次の投稿は”競争”とは程遠い、下鴨キーパーの
西村直樹
にお願いしたいと思います。
彼は僕が出会った中で、1番の謎な人物です。
だけど、妙に気が合い、よく飲みに行きます。
そして「足るを知っている」人間だと思います。

直樹、僕の日記を読んで、感じたことをはじめに書いてくれると嬉しい。

※キーパー:管理人ポジションの者。各家に1人ずつ居ます。