火花

京都の社会人 時々フィクション

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最近の記事

「彼女とあんまりせえへんからなあ」

久しぶりに、ナカジマから「今日ひま?」と連絡が来た。数えてみるともう半年以上2人で飲みに行ってなかった。でも当たり前のように私の最寄りのいつもの居酒屋で呑んで、いつも通り、悪い意味で本当になんでもない話をした。来週サークルの友達と広島に行くとか、その次の週末は研究室の人とベトナム。パスポートは5000円多く支払って10年用にしたとか。〆の炒飯を食べ終えて、1人2200円きっちり割り勘。コンビニでアイスを買って、適当な理由をつけて2人でうちのマンションに帰った。ビーズソファを枕

    • ありふれた好きな人の話

      だいぶ時間が経ってしまいました、、 お久しぶりです。 今日は、中高の時好きだった子の話がしたくてここに来ました。 最近新しい学校のリーダーズのSUZUKAに熱狂的にハマってしまって、こういう女の子、好きだな、、と思っていたら、中高の時好きだったその女の子のことを思い出したので、昔、その子について書いた文章を載せます。 ちなみに大学の授業のふつおた(ふつうのおたより)に投稿したものです。 ということで私のちょっぴり切なくエモい話をします。ちゃんと実話です。 先日ひょん

      • 「今度なんか本かしてよ」 - 人のセックスを笑うな/山崎ナオコーラ

        この間、ナカジマ(近くに住むサークルの同期)に言われた。 私たちの臓器、スマートフォンで何でも読めてしまう(youtubeでは本の内容解説/要約も出始めている今、もはや「読む」と言う行為すら怪しい)中で、 「本を貸す」と言う行為は、何だか落ち着かない、高揚感のある儀式のように思えた。 落ち着かないのはそれだけじゃない。 ま、想像に容易いけど、ナカジマのこと、ちょっと、いいなって、ずっと思ってたから。 好きな人に本を貸す、何んて楽しくて素敵なイベント。 『何の本を貸そう

        • 「自分のこと大事にしなよ」

          友人から散々言われてきた言葉。 言われるたび「そうだよね」って思ってたけど、一体それは具体的にはどんなことなのか、答えはでずじまいだった。多分中学生の時から今までずっと言われてる。 今でも「自分を大事にできてます」って大きな声で言えるような人間ではないけど、自分の中でちょっと答えが見えたから、それを残そうと思う。 自分を大事にするってなんだろうって思うけど、その1つに「約束を守る」ってことがあると思う。 *** 「約束」という言葉を聞いて、どんな状況を思い浮かべるだろ

        「彼女とあんまりせえへんからなあ」

          「火花みたいな子だなって思ってた」

          人一倍お喋りなくせに、ずっと自己紹介は苦手。 なんだけど、これは1番最初の記事で、表向きの、誰かに読んでもらいたい、届けたいことを沢山書きたい予定なので、じこしょうかい、頑張ります。           *** 京都に住む社会人、火花(ひばな)です。 ここには、裏向きに書いた文章の中の一部とか、好きな音楽、映画、とかについて、書けたらいいなって思います。 ずっと「何かを形にして外に出したい」っていう気持ちがあって、今回これを初めてみました。 instagramやtw

          「火花みたいな子だなって思ってた」