見出し画像

紹介される人になり「はんなり集客」を叶える


この章では、まずお一人目の受講生との「出会い」から「終了後」までを想定して、「出会い―ご縁を大切にする」「受講中―受講生の心を掴む」「修了後―また会いたくなる人である」という3つの切り口から綴っています。
 
「はんなり集客™」の秘訣として「はんなり集客™を叶える人柄」について、お伝えします。
 
特に、女性からのリピートを最も左右するのは、人柄です。いくら提供している講座の内容が充実しており価値が高いものでも、リスペクトできない人の講座をリピートし続けることはまずないでしょう。
 
そこで、リピートされる人柄について、お伝えします。

1.ご縁を大切にして紹介される人になる

 
リピートしてもらうにも、まずはお一人目の受講生に来てもらわないことには始まりません。
 
そこで、ここでは「紹介文化」の強い京都ならではの考え方も交えてお伝えします。
 
お一人目の受講生は、おそらく、これまでご縁があった方になるでしょう。
その点からも、あなたに講師として活動する上で大切にしてほしいことは、ご縁を疎かにしないことを全ての方が直接の受講生になってくれることはないかもしれませんが、必ずご縁がご縁を呼んできてくれます。
 
まず、紹介してもらうためには「何をしている人なのか」がわかりすいことと、「紹介したくなる人柄」であることが重要です。

起業初期は、「実績を積み重ねなければ」と思うかもしれませんが、まだ「その世界(界隈)」に信頼がない状態で、実績だけがあってもお申し込みは入りません。それよりも大切なのは、信頼を積み重ねることです。
その信頼を得る方法の一つとして、人から紹介してもらう(応援される・引き上げてもらう)ことで、その方の信頼を借り、積み重ねることができます。
 
人から紹介される人の特徴は次の3つです。
① 謙虚である
② 素直に厚意を受け取る
③ 人柄の印象が良い
 
 

▼ 謙虚である

 偉そうな人には、どうしても反発する人が出てくるので、「紹介されやすい人」にはなりにくいです。
一方、謙虚な姿勢でいられる方は、引き上げられ応援される傾向にあります。
 
ここでの注意点として「謙虚」と「遠慮」は違います。
謙虚な姿勢を心がけるあまり、遠慮がちになる方もありますが、遠慮する必要はありません。
 
 

▼ 素直に厚意を受け取る

 「素直に厚意を受け取る」ことで自分だけでなく、相手にもプラスのエネルギーを届けることができます。
そして、またそれが、次の「良いこと」を引き寄せ、好循環が生まれます。
 
逆に、遠慮するあまり、「申し訳ない」と思いながら受け取ると、「悪いこと」を引き寄せることになるので、頂いた厚意は「ありがとう」の気持ちで快く受け取るようにしましょう。
 
 

▼ 人柄の印象がよい

 人を紹介する時に、印象が悪い人を紹介する人はまずいないと思います。
中には、「印象はよくないけれど仕事はできるから」という紹介のされ方もあるかもしれませんが、それはよほど仕事ができる人でないとまずありません。
対して、人柄の印象が良ければ、まだ実績がなくても紹介してもらえることがあります。
なぜなら、人柄の印象がよい人は、そこにいるだけでよい雰囲気をもたらすことができるからです。
「いるだけで場が和む」「いるだけで安心する」「いるだけで楽しい」そういう人柄を持っている人は紹介されやすい人です。
 
意外に思うかもしれませんが、新たな環境に飛び込んだ今、あなたの信頼がゼロだとしたら、「最初からできるふりをしない」というのもとても重要。
 
例え、これまで属していた場所(ママ友界隈や社内など)では信頼を得ていたとしても、起業初期であれば、新たな環境ではまだ信頼ゼロも同然です。
その信頼のない環境に飛び込んだとき、「実績を積んで信頼を重ねなければ!」という思いから、実績をアピールして、「できる自分」を出そうとする気持ちもわかります。
しかしながら、実際は、「できる自分」を出せば出すほど、応援も引き上げもされません。
なぜなら「優秀なあなたにはその必要がない」と思われるからです。
 
その上、「実績があるから」という理由だけではお仕事は舞い込んできません。
初期の頃は、「すでにあなたを信頼してくれている人から」か「すでに信頼されている人の信頼を借りる」ことで、お仕事に繋がります。
 
「信頼」が重なってはじめて、人はあなたを「信じて依頼する」というわけです。
 
このことから、最初のお仕事を得るためには、実績をアピールするのではなく、「信頼される人」であること。
そして、ご縁を繋いでくださった紹介者の顔をつぶさないために、実力をつけることが大切です。
加えて、紹介者への感謝の気持ちも大切です。この感謝の気持ちを持てる人には、どんどん良いご縁が運ばれてきます。
 
逆に、「人からご縁を繋いでいただいた」という認識が浅く、そのことを軽んじてしまう方には、その後のご縁は広がっていきません。
 
一流の起業家さんほど、こういったことを大切にされています。
心の中で感謝をしていてもなかなか伝わらないものなので、ご縁を繋いでくださった方に対する感謝を、伝わる形で表現するようにしたいものです。
 
 

※注意すること

▼ 紹介者を飛び越さない

「紹介文化」を大切にしている京都だけでなく、タレント事務所などでも、こういったことは大切にされていると思います。
 
着物問屋で「在庫管理システム」の導入支援をしていた際に学ばせてもらったことは、「紹介した人を飛び越さない」ということ。
 
着物問屋は、着物ユーザーと着物メーカーの間を取り持つのが仕事です。
「着物メーカーA」と「お客様B」の間に「着物問屋C」が入ります。
 2回目以降に、別の問屋に取り次いでもらうことも、
中間マージンを惜しんで、直接取引することもタブーとされています。
 
実際、私自身も受講生を着物メーカーさんや着物屋さん、業者さんにご紹介することもありますが、マージンが発生する・しないに関わらず、その方が2回目以降にお店に行かれた際も、必ず「先生からご紹介いただいた〇〇さんがご来店くださいました」といったお礼の連絡が入ります
 
このような方は、感謝のエネルギーを自分に留めず、循環させているから、また新たなご縁が生まれるのだと考えています。
 
たまに、「マージンが高い」などと不平不満を言う人もありますが、仲介者の信頼を借りてお仕事ができていることや、取り次ぎ業務などをしてもらっていることへの感謝の気持ちを忘れず持ちたいものです。
そして、それが、良い循環となり、良いご縁に恵まれると思います。

こちらの記事は電子書籍【Amazon売れ筋ランキング1位 20部門超え!】
リピート率95%!「はんなり集客」術を元に掲載しています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?