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小説を書く作業はエキサイティングなんかじゃない。地味でむしろ苦痛だ。

769文字・5min


これが初日のmind mapだったかな


下書きをせずに、直に、noteの記事を書くのはもう二年ぶりだ。

五日かけてプロットを完成させた。

総括。

⑴原稿に書いてない場所が一目瞭然になる。
⑵書くべき場所(書き漏らした箇所)が一目瞭然になった。
⑶物語の矛盾点(時間・場所・目的・事件の因果など)が顕になる。
⑷⑶による新たな発見でサブストーリーが繋がる。
⑸頭の中身(地図)が一目瞭然だ。

浮かびあがった新事実。
⑴スーパーマーケット襲撃事件の首謀者は「警察や自衛隊」ではない。ただの「むらびと(暴漢グループ)」だ(物語のテーマ、無法地帯そのもの)。
⑵⑴の事件でセナの命を救った謎の兵士は「女性兵士だった」。
⑶白馬山脈に墜落した中国軍輸送機から下山する女兵士。
⑷女兵士はキムと母グマの決闘をライフルの狙撃で助ける。
➡︎橘田のベースキャンプを通りすがる。橘田が雪道に落とした財布・ケータイを拾ったそのアイテムでセナに嘘をつく(橘田の娘の名前だ)。アイテムを使って展開を切り替えることができた。

マインドマップに書きだした「章(シーン)のすべて」に「5W1H」をつけるとシーンのすべてが重層的に繋がる。レイヤーになる。
まさにこれは、じっさいに地図に書いて見るまでは、頭の中でいくら思っていても筆者自身にさえも思いつかない事実だった。筆者はたしかに物語を創造するが、神ではない。やはり人間なのだ。

色を重ねると、まさに脳の中がレイヤーで色分け(区分を)されて、じつに明瞭になる!


 
気が狂うほどじぶん小説世界の事実関係を突き合わせてみると、これだけは言える。断言できる。


小説を書く作業はエキサイティングなんかじゃない。地味でむしろ苦痛だ。


小説家とは、砂漠に元々あった化石をスコップや刷毛やでゆっくりと浮かび上がらせる発掘者だ。(スティーブン・キング)



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