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海外就職の国を選ぶ4つのポイントとマレーシア

こんにちは!
海外ライフコーディネーターの渡部 葵(わたなべ あおい)です。


「海外で働きたい!」
と思いつつ、いざ海外就職について調べ始めてみると、
「何を基準に選んだら良いのか分からない…」
ということもあると思います。地球上には200もの国が存在するわけですから、迷うのも当たり前ですよね。
日々海外就職についてご相談を受けておりますが、お話をしていて感じるのは、「欧米やオーストラリア」か「アジア圏」かは最初に何となく決まっているようですが、そのあとが難しいようです。


ということで今回は、「海外就職先の国を決めるときに注目すべきポイント」と、企業は教えてくれない「マレーシア海外就職の落とし穴」をお伝えしてみたいと思います。


1)就労ビザが発行されやすいかどうか


そもそも現地採用に対して就労ビザが発行される国なのかどうか、その条件と難易度はとても重要です。就労ビザがない状態で働くというのはまず検討外ですから、その国の就労ビザ申請の条件などはきちんと確認しましょう。

例えばマレーシアの場合、「4年制大学を卒業していれば職務経験3年以上」「短大卒の場合は職務経験5年以上」といった通例があります。もちろん高校・専門学校卒の学歴や新卒でも認められる場合があるので、「必ずしも」という訳ではありません。


しかし、求人を探す上で人材紹介会社の存在は大きいもので、新卒の案内というのは積極的にしていません。というのも、ビザが発行されないと内定が取消になるため、その手間暇とコストを考えると職務経験を持つ転職に特化した方が仕事になるからです。

ちなみにマレーシアで短大・新卒でも就職しやすいのは、インターネットで求人検索するとトップに出てくるコールセンターやカスタマーサポート、IT関連のお仕事になります。これらはマレーシア政府から優遇措置を受けていることもあり、他の業界・業種のお仕事よりも条件が緩くなっているのです。


日本人に人気の国シンガポールでは駐在員でさえも就労ビザが発行・更新されず、強制帰国されるケースも、近年ではよく耳にする話。就労ビザが発行されやすいかどうかというのは求人数にも比例しますので、まず第一に大きい要因だと思います。


1)生活環境の許容範囲


働く場所を選ぶことも大切ですが、そもそもどこに住みたいか、そして海外となると「そこで生活することは出来るかどうか」も大切になってきます。治安や衛生面、利便性などはもちろん、現地のごはんが合うかや言語が通じるかどうかも大切なポイント!マレーシアであればみんなマレー語や中国語という第一言語を持ちながら、英語を第2言語として生活しているので、海外移住先としてはハードルが低いと思います。

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