見出し画像

『Psychopaths≠サイコパス Psychopathsとは』

  気の良い青年とはいるもので、気の良い青年は今の懸念が問題なく進めば、さらに気の良い青年となるだろう。
 頭の良い彼なら気付いているかとは思うのだか、近々にPsychopathsとみられる人物と話していたのだ。
 何か判別がついて無かったりすれば怖いので、彼に対しての説明として、みなさまには読み物として読んで頂きたく、急遽書き上げてアップしました。

  精神科医はアメリカ精神医学会が出版している「精神障害の診断と統計マニュアル」 DSM-5で、サイコパスを『反社会性パーソナリティ障害』診断する。
“●15歳以降に、他人の権利を無視し侵害する広範な様式で生じること
以下の3つ以上の行動によって示されること
・違法で社会的規範に適合しない行動
・虚偽性
・衝動性
・いらだたしさと攻撃性
・無謀さ
・無責任
・良心の呵責欠如
 ●サイコパスの特徴としては、次のようなものがあります。
・平然と嘘をつく
・他人が悲しんでいたり、反対に嬉しがったりしても、まったく共感ができない
・他人の痛みに対する共感が全く無く、自己中心的な行動をして相手を苦しめても快楽こそ感じさえすれ、罪悪感など微塵も感じない
・自身の仕業だと露見しないよう綿密な計画を立てたうえで犯行に及ぶため、尻尾を掴まれることすら少ない”(引用元Google AI 画像)

 これでは、機能的障害がある人も当てはまってしまうし、一部がSociopath(ソシオパス)と混同されているのかもしれない。

  脳科学者や心理臨床家(臨床心理士や認定心理士など)はあまり賛成ではないだろう。
 脳科学者や心理臨床家にとって、Psychopathsは診断するものではなく、鑑別するものだという認識だと考えている。
 私も心理臨床学(とくに、Traumaについて)をかなりの専門書と社会人受講で費用がかかったが勉強したのだが、賛成ではない。

Psychopathsの脳科学者や心理臨床家の解釈はこのあたりになるだろうか。
☆機能性障害ではなく器質的なものである
☆共感力の欠如
(“何かに嘆き悲しむ人などの悲惨な画像を見せても、感情を司る脳の部位が活性化しない”
中野信子さん他)
☆『痛み』に対する感覚の特異性
(“脳内の器質のうち、他者に対する共感性や「痛み」を認識する部分の働きが、一般人とサイコパスとされる人々では大きく違うことが明らかになってきた。”
中野信子さん他)
☆社会規範に反していても合理を追求する思考
☆相手の目つきや表情から状況を把握する能力が長けている
☆恐怖感の欠如

である。

  脳科学者や心理臨床家が考えるPsychopathsの解釈がある『おかげ』でPsychopathsは社会的地位を得たり、得るであろう人物に多い
●異常なまでのプレゼン能力の高さ
●経歴や肩書きが華麗すぎる人
●社会的カーストのボスや労働環境が厳しい企業の経営者
●企業で成功・弁護士として成功。または、成功するであろう人物

  だから、Psychopaths=危険人物ではない。Psychopathsは社会的にいわゆる勝ち組になりやすくもあるのだ。
 それに、親などがPsychopathsを持つ子供を注意・注力して育てれば、その社会悪たる側面はほぼ問題にならない程度になることは分かってきている。
 しかし、Psychopathsについてはまだまだ分からないことが多い。

  最後にゾッとする引用を
“サイコパスの思考方法やふるまいを本人の意思や努力で後天的に変えていくことが難しい”
(『サイコパス』中野信子/文藝春秋)

参考:『サイコパス』(中野信子/文藝春秋)
  :Google AI『サイコパス DSM5』で検索

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?