見出し画像

好きな曲でタイル絵30個描いた - アズレージョとポルトガル

5/1から #30DaySongTileChallenge という試みを始めて、6/20に完了した。

画像1

画像2

「タイル絵」と私が呼んでいるシリーズ(正方形の、タイルデザインっぽい構図の、並べた時に良さがある絵。一見タイル感が薄い場合もある)自体は、今年1月から描いていた。きっかけはタイルの画像をinstagramで探していた時に偶然、procreateの描画ガイド(対称)機能を利用してタイル風イラストを描いている動画を見つけたこと。こんな機能あったのか〜と知り、線/点対称に線が伸びていくさまが楽しくてハマった。

そんなタイル絵マイブームから派生した #30DaySongTileChallenge は、(おそらくコロナ禍の暇つぶしとして)世界的に流行った #30DaySongChallenge のお題をお借りした独自の試み。私は音楽から色や形をイメージすることも多いので、ただ「ポルトガルにあるタイルっぽいものを描こう」としていた時には出なかったような色使いや表現が出てくるだろうという期待があった。(ポルトガルについては後述)

1ヶ月毎日投稿する、というのも達成してみたかった。実は1つ目の投稿の時点で3枚のストックがあり、余裕を持って毎日投稿するぞと意気込んでいた。しかし、ストックはすぐ切れた。
本当に私はいつもギリギリに動くし、余裕を持ち続けることができない。「夏休みの宿題をお盆休みまでに終わらせる子」のようになる、という理想には程遠い。 とはいえ、理想に近づこうとする努力はしていきたい。

ストックが切れても5/15頃までは何とか毎日投稿していたが、たまたま仕事で特急案件(ナイス時給)が舞い込み、とにかく急ぎで手伝ってほしいとのことだった。そこで長時間労働になり、投稿が途切れた。
その後、気付いたら2日に1回ぐらいの投稿になっていた。まあ、そこから挫折せず完走できてよかった。
1つずつの投稿についてはInstagramで #30DaySongTileChallenge を見ると一覧しやすいです。https://www.instagram.com/explore/tags/30daysongtilechallenge/

私は学生時代からバンドをやっていたし、卒業後もKORG DS-10というNintendo DSのソフトで作曲してライブしたりしている。でも最近音楽を聴く時間が減っていた。英語学習のためにリスニングしたり、お笑い芸人のラジオが好きすぎるのもある。
このチャレンジをする中で、好きだった音楽を振り返り、改めて聴く機会にもなった。芸人関連の曲も数多く選んだが、私にとってはそれも自分が好きなジャンルの一つだ。
全部の選曲にコメントしていきたい気持ちもあったが、基本的には絵だけで表現することにした。

狙い通り、色使い・構図・ブラシの使い方・対称ガイドの組み合わせ方など、表現は広がった。構図に関しては実際にあるアズレージョの画像からかなり拝借しているものもあれば、タイルと言えるのか微妙なほど自由なものもある。まあ、趣味なのでなんでも良い。
このチャレンジで描いたものをそのままグッズなどにすることは無いが、色使いや構図やアイデアを部分的に抽出して今後のaosansyoのデザインに活かすことはあるかもしれない。

ポルトガルへの憧れ


アズレージョを知る前から、ポルトガルへの憧れは漠然とあった。
ヨーロッパの割に物価が安く、温暖な晴れの日が多く、日本ほど蒸し暑くない。とにかく可愛い街並み。海が近い。海鮮とかエッグタルトとかが美味くて、値段も高くない。iPhoneの天気アプリにリスボンの天気を追加して1年ぐらい見ていたが、過ごしやすい20度台の期間がめちゃくちゃ長いし、晴れの日が多かった。

それでもなぜ、ワーホリにアイルランドを選んだかというと

・ヨーロッパの英語圏で英語を学びたい(イギリスは抽選倍率が高いので無視)
・ポルトガルはワーホリ制度が最近始まったので情報が少なく、仕事見つからなさそうだし、労働賃金も安い
・ポルトガル語が全くわからないし、英語もあんまりわからない

というわけで、ワーホリはアイルランドにして、まずは英語を習得し、ワーホリの終わりがけにポルトガルに寄るのが自分にとって良いと判断した。

実際アイルランドは、英語習得や、様々な人と出会うのにとても良い環境だった。スピーキングがほぼできなかった自分でも、友達と会話を楽しんだり、現地企業の面接に合格するぐらいにはなった。

アイルランドや近郊の国で過ごす中で、「街の雰囲気・生活コスト・天候」の3つが、自分が心地よく過ごすために重要だと気付いた。そしてこの3つにおいてアイルランドよりもポルトガルの方が明らかに、自分好みな気がしている。

いつからかアズレージョという存在を知り、画像を見まくっていた。

アズレージョ (ポルトガル語:azulejo、スペイン語ではアスレホ)は、ポルトガル・スペインで生産される、典型的な上薬をかけて焼かれたタイル。途絶えることなしに5世紀もの間生産され続け、ポルトガル文化の典型的な要素となった。
ポルトガルへ行けばどこでも、アズレージョは教会、宮殿、一般の家の内や外、鉄道駅や地下鉄駅でさえも見られる。アズレージョは、壁や床、天井でさえも使われるように、ポルトガル建築の多くで主要な要素となっている。(wilkipediaより抜粋)

タイル絵を描き始めてからはアジアや中東のタイルの画像もたくさん見るようにな利、それぞれに良さがあるし、見に行きたい気持ちもある。
でもやっぱりポルトガルのアズレージョとそれを含んだ景色のバランスが、特に私の心を掴んでいる。とにかく絶妙に可愛い。

以前からSNSで拝見しているポルトガル在住の日本人フォトグラファー・Ryokoさんが最近YouTubeを始めたので、勝手ながら紹介させていただく。

リスボンの何気ない街並みの可愛さが伝わると思う。
Instagramもおすすめです。 https://www.instagram.com/foto_da_ryoko/

あと最近Netflixの「Somebody feed Phil」のLisbonの回も観たが、これも良すぎて興奮した。Lisbonでやりたいこと・観たい景色の多くが詰まっている。。

Duolingoによるポルトガル語学習

Duolingoという語学学習アプリがある。その言語を全く知らない状態からでも、カンペを見ながら、ゲームのように進められる。デザインも可愛い。以前ドイツ語もこれで学習したことがあって、気に入っている。
アイルランドにいた時から無料版で少しやっていたが、5月から有料会員(広告が出ない・問題まちがえ放題など使用制限なく使える)になった。それからほぼ毎日15分ぐらいやってる。自宅の屋上で朝にコーヒーを飲みながらやるのが習慣化された。

解説は全部英語。発音は例えば「英語の[sung]の[ng]のような音」と書いてあったり、文法も「英語だとこうだけど、ポルトガル語はこうなる」などと説明されている。やはり英語を先に学んでよかったなと思う。
ポルトガル語はまだ話せるというレベルではないが、知っている表現が少しずつ増えてきている。なんとなく発音する時の心地よさもある。1年分、有料会員を払ったので最低1年は継続したい。アイルランドの語学学校でブラジルから来た人(ポルトガル語話者)とも何人か友達になったので、いつか話せたら面白いな、とも思う。

根拠のない自信でも良い

中田敦彦のYouTube大学の「自己肯定感①」の動画を見る機会があり、その中で【最も強力な自信は、根拠のない自信である】と言っていた。
それを聞いた時、今の自分にとって根拠のない自信とは、「ポルトガルが好きという気持ち」だと思った。ポルトガルめっちゃ好み。行ったらもっと好きになる。住みたくなるかも。と思う気持ち。

ここでいう【根拠】とは自分の中で「実際に行ったことがあるか」である。「行ったことがないのに好きとか住みたいとか思って大丈夫かな…」とどこかで思っていた。だから根拠を求めてワーホリの終わりの今夏にポルトガルに1ヶ月ぐらい滞在したいと思っていた。しかしワーホリ自体、コロナの影響を鑑みて中断することになった。

【最も強力な自信は、根拠のない自信である】という言葉に触れて、「根拠があるかどうかは気にせず好きでいれば良いし、行ける状態になるまでは、今やれることやろう」と私は思えた。
だから根拠のない自信を持ったまま、これからもポルトガル語学習や情報収集を続ける。それに時間を費やして、いつか実際に訪れて、行ってみたら思ってたのと違った…と感じたとしても後悔はないだろう。

ポルトガルに結構行ったことあるとか、住んだことあるとか、詳しい方がいらっしゃいましたら、あるいは詳しくなくても何か教えたいことがあれば、気軽に声をかけてくださるとありがたいです。

画像3


▼ストアもよかったら見てね(aosansyoの通販ページと連携しています)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?