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素人でもデザインを楽しめた話 24-02-05

雪めちゃくちゃ降ってる。

夜になってスマホ見たら、LINEのグループとかで雪降ってる!って大盛り上がりになってた。関東民だもんね。
それでベランダに出てみたら真っ白じゃん、ちゃんと積もるんだびっくり。大体雨になるのに。
雪だるま作りたいな〜もう少し遅めに家に帰るべきだったか…
一回家に帰っちゃうともう外に出たくない現象、あれ何?
普段の景色に雪が積もってる非日常感は楽しみなのに、身体が動かない…ぬくぬくの布団が、外は危険だって離してくれない。
部屋狭いからほんの数歩頑張れば白銀の世界かもしれない世界に飛び出せるんだけどな〜〜難しい。

さて、雪でうだうだしてるともう寝てしまいそうだから、
昨日の思い出をメモがてら。
東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTで開催されている、『文字 イメージ Graphic展』に行ってきた。

会期は2023.11.23〜2024.3.10

正直デザイナーでも無ければ絵や文字に詳しい人でもないから、知識という点ではど素人のまま興味本位で行ったんだけど、充分楽しかった。
文字の歴史の説明から始まって、その後に著名なデザイナーの方々の作品が並んでいる構成。
素人目に見ても、色彩とか含めて目を引く展示構成(SNS映えするかも!と思った)だったし、
それは構成だけの力ではなくて、個々のデザイナーさんの力量の印でもあるんだろうなと感じた。
そして、身の回りにある日常の様々な物体に文字やデザインが詰まっていて、今普及している物もこういったデザイナーさん達の作品の結晶なんだなぁって気づけたことが嬉しい。
展示の中にまさにこれ!って文章表現が紹介されていたので引用させて頂く。

デザインは日常のありとあらゆるところに隠れているのです。……今読んでいただいているこの文章に使用されている文字のひとつひとつもどこかの誰かがつくったデザインですし、文章一行一行の間の白く空いている間隔もデザインなのです。……無意識に触れている事物の中にこそ数多くのデザインが隠れています

佐藤卓著『塑する思考』より引用


例を言えば、当たり前かもしれないけど漫画の表紙の文字だったりとか食品のロゴだったりとか…。
いらすとやを運営している「みふねたかし」さんが、ネット時代の社会をジャックをした表現者として大々的に紹介されていた事も目からうろこ。
今や自分含めあらゆる人がフリー素材としてお手軽に使ういらすとやも、確かにデザインの革新者だよな…というように、言われてみれば!と気づくことが多々あって面白かった。

左下のいらすとは毎秒変わっていく。フリー素材・ジャンルの膨大さ・お手軽さを一気に表しているようでお!となった


個人的に気に入ったデザイナーさん(チーム)は、
・大日本タイポ組合さん
遊び心を持って文字をリデザインしているの、めちゃくちゃ粋〜!!江戸時代の浮世絵とか双六での騙し絵的な表現が好きだったから、こんな文字の使い方あるのか!って驚いた

積み木みたいに文字を組み立てる発想どこから来るんだ…

・王 志弘さん
ぱっとイメージしやすいブックデザインなのがお洒落…!日本人じゃなくても直接脳に「こんな内容の本だよ」と伝わってくる感じ…。漢字以外の世界の様々な字種や書体を用いてさまざまな角度からアプローチしているって書いてあって、そんな方っぽい!ってなった。

陰翳礼讃のデザイン、英語と日本の字体も違うし、恐らく和室のような暗闇・余白を表す空間と洋室のような均整さと固さを表した空間の対比のデザインにも見えるし、本の内容をこの表紙だけでイメージさせるの凄すぎ…ってなってた。自分の想像力が都合良すぎただけかもだけど。

あと、プロジェクトという意味で
・投票ポスタープロジェクト
の各デザインも良かった…!選挙への興味関心をここまで視覚的にそそらせてくれるデザイナーさん達のセンスに脱帽だし、デザインの重要性を素人の自分にも分かりやすい形で提示してくれているこのプロジェクトの草案者にも感謝…!
行きたいって思う、刺さるかどうかは本当に人それぞれだけど、あらゆる人に刺さる千差万別のポスターがある事を、ポスター一覧展示する事で知れただけでも大きな学びだったな。

この中だとシュークリームのポスターが好きです。
食が全てを解決する

総じて大満足でした!
この先、あらゆる媒体の文字を見るたびに、看板を見るたびに、商品のパッケージを見るたびに、
どんな意図があってこのデザインになったんだろうって自分の世界への見え方が変わるかと思うとワクワクするね。(今このnoteを打っている時もまさに)


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