見出し画像

行政書士試験から一年後に思う事2~それでも独学で目指したいなら~

こんにちは!
先日【行政書士試験から一年後に思う事~来年の受験生へ~】の記事を書きました

その中で私は出来れば資格学校を利用した方が良いと書いてます
とはいうものの自分は資格学校を利用したことがありません
行政書士に限らず市販のテキスト以外でお金を使ったことはないです
(電気工事士の工具・材料は別として)
利用した事もないのにお勧めするのも変ですよね
もしかしたら資格学校に過度な期待をしているだけかもしれませんしね

で、自分自身独学で勉強しているので
独学で目指す場合に勉強の方向性の考え方を書いてみたいと思います

まず大前提として押さえておきたい二つのポイントは
1.試験は初見の問題しか出ない
2.10割の中での6割でなく7割の中の6割を取る試験
これは前回の記事に書いています

この二つを抑えたうえでの勉強法として
大きく二つの方向性に分かれると思います
前回も触れましたが『狭く濃く』か『広く薄く』かです
ちなみに一般的には狭くときたら深くがセットですよね?
これをわざと深くから濃くに変えているのには理由があります

法律の試験はどこまでも深いです
法律試験でも司法試験や司法書士等の試験がありますよね
その中で行政書士試験はいわば入り口的な立ち位置です
試験問題にも言えますが深い理解は求められません
法律の理解に深さを求めるとドツボにはまります

で、限られた時間の中での勉強
理解と記憶を表現するなら
濃さで表現するのが最適かなと考えました

てなわけで狭く濃くか広く薄く
こんな表を作ってみました

テキストでのインプット
肢別周回等は狭く濃くの代表選手ですね
狭く濃くのメリットはとにかく範囲を限定することで
周回回数を増やしたり等文字通り濃い学習ができます
デメリットとしては試験では基礎的な知識そのままが出ることはありません
初見の問題に自分が持っている基礎知識でどう戦っていくか
変化に対応できる力が必要となります

一方で何年分もの過去問や
判例・条文素読
他資格での過去問等は広く薄くですね
メリットは本番で似たような問題にあたる可能性があります
テキストには載らない条文だってありますしね
模試をいっぱい受ければ何問か的中したりね
デメリットとしてはしっかりと向き合うには圧倒的に時間が足りなくなり
どうしても薄くなるという事です
中途半端な記憶が本試験に邪魔になる可能性もあります
見たことあるけど結論がわからないとかね

この二つスポーツに例えるなら
基礎練習・個人練習中心に練習し
本番は個々の選手が臨機応変に対応するか
フォーメーション・セットプレーを中心に練習し
本番もそれに当てはめていくかという違いですか

しかしスタートラインは素人という条件付きですね

どちらが正しいかというのは…
その人によると思います
私は断然前者狭く濃く派の人間です

しかし合格者の中で条文素読が重要ととらえている人も多いです
人それぞれなんでしょうね
自分に合っている方の勉強法が良いという事なんでしょう

個人的には初学者は狭く濃くをおすすめします
そもそも基礎知識(土台)をしっかり固めたいですからね

2年目以降であればその人によると思います
前回の記事で今回の試験の記憶が残っているうちにしっかりと
分析してほしいと書きましたけど
冷静な状態の今向き合うと自分の方向性が見えてくるのではないでしょうか?


てな感じで方向性をテーマにちょっと考えてみました
ちなみに私がうけた2022年の結果はこちら

狭く濃くでの成功例?

先日今年の試験の難易度をフォーサイトさんがライブ配信しているのを知って昨年のもあるんじゃないかと探したらありました!

そのデータと自分の試験の記録を合わせて作成してみました
自分の勉強法はほぼほぼ【狭く濃く】でした
せいぜい条文素読をYouTube動画で流し聞きしたぐらいです

A・B・Cでの正答率をみると結構理想的な感じじゃないでしょうか
当時のメモ書きも書いてますが2択は大抵ミスってますww
それでも狭く濃くで合格点に達する程度にはいけました
狭く濃くでの肝はA問題を絶対に落とさないところ
文字通り濃くしないといけません
何度も書きますが初見の問題に対して基礎知識が出てくるように濃くです

ただ、試験って年々難化していきますし試験年度によっては変わるかもしれません
それでも初年度であれば狭く濃くで目指してみるのが良いんじゃないかなと思いますけどね


とまあ私は私なりの考えを書いてみましたが
皆さんは皆さんの考えで戦ってみる事をおすすめします
独学の良さは自分で考えて選ぶことができるところですしね

ではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?