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行政書士試験から一年後に思う事~来年の受験生へ~

先日行政書士試験がありましたね
私が受けた時から一年が経ったのだと思うと時の流れは早いものですな~

今年の受験生の皆様本当お疲れ様でした!!

今年の行政書士試験 現時点では問題が公開されいないですし
そもそも自分の知識がかなり落ちているので何とも言えないですが
少なくともYouTubeで資格学校の解答速報でのデータ見る限り
去年より択一の成績が10点ぐらい低くなっているそうな
この反動で記述の採点が甘くなるのか、はたまた合格者数が絞られるだけなのか受験生の方は気が気でないと思います

行政書士試験は受験→合格発表の間に年末年始を挟むわけで
結構嫌なんですよねw悶々とした年末年始w

まあ気分転換に徹するもよし、違う試験に挑戦するも良いかと思います
去年の自分はこうしました

さて今年受験された方で、
来年再チャレンジ予定かつ独学予定の方へ
一つだけアドバイスさせてください
本試験の記憶が強く残っている今この時に
本試験問題の肢一つ一つテキストや過去問片手で良いですから時間かけて
向き合ってみてください
テキストや過去問で解ける知識なのか、載ってない知識なのか
本来の自分なら解けたのにどこをどう間違えたのか
この経験はこれからの勉強の支えになります


さてここから先は来年受験予定の方へ自分が思う事を書いてみたいと思います
特に社会人で仕事しながら勉強する予定の方向けになります
とはいえ私の経験はたった一回合格した程度の経験ですのでどこまで役立つかはわかりません
軽い気持ちで見てください

こだわるなら合格にこだわれ


一番最初に伝えたいのは間違いなくこれです
具体的には独学にこだわらずに予備校とか利用した方が良いって事です

私もそうでしたが独学で合格している人も結構います
勉強法とか色々ありますし
一昔前と比べてYouTubeで無料講義も充実していますし
独学者がめちゃくちゃ不利とは思いません

それでも資格学校と比べて全く差がないとは思いません
何十何百人と受験生を見ているデータからくる教育体制は
受験生が陥りがちなミスから救ってくれるでしょう(多分)

行政書士試験は年一回の試験です
合格率も10%ちょっと
10人に9人は落とす試験なんです
そんな試験に臨むのであれば少しでも合格の確率を上げる手段を選択するのは当たり前の事じゃないでし
ょうか?
趣味なら別になんでも良いんです
どうしても行政書士になりたい場合落ちたら再チャレンジは一年後になるんですよ?
それを考えたら資格学校的なところに払う十数万円は充分アリだと思います

予備校がいまいちと思うならゆーき大学のようなYouTubeの有料コンテンツを利用するのもありかもしれません
自分は無料分しか利用していないのですが
あのわかりやすさは凄いと思います
有料コンテンツを買いあの講義を全部の範囲で聞けるのはかなり良いかなと思います

とはいえこう言われても私のように貧乏人や頑固な人は
独学でやってやるって人もいると思います
そんな独学者に忘れてほしくない事を2つだけ

1.試験は初見の問題しか出ない

大前提として行政書士試験は初見の問題しか出ません
肢別周回
ウォーク問周回
10年分の過去問周回
テキストインプット中心
条文素読
独学者におすすめの勉強法はいくらでも出てきます

ただ私が去年今年と受験生をネット上で見てきて
大きな勘違いをしている人が多いと思います
それがタイトルのこれ
試験は初見の問題しか出ないという事です

全ての勉強法は初見の問題を解けるようにするためのテクニックなんです
10人に9人落とす試験に過去問と全く同じ問題なんて出すわけないんです
そんなことしたら4割ぐらいの人が受かってしまうでしょ?

例えば私が利用していた肢別周回
あれを繰り返すことによってよく出がちな基礎知識を習得して
初見の問題を見た時に基礎知識からどう変形して問題が作られているかを判断して解答するんですね
そのまま出てくることはありません

変形パターンに対応できないタイプの人は10年過去問とかで変形パターンを多く経験して対応力を身に着けるようなものです
ただ、この場合時間的に一つ一つの知識が薄くなりがちです

狭く濃く知識を習得して自分の国語力で臨機応変な対応するか
広く薄く知識を習得して自分の記憶力に任せて解答するかみたいな違いですね

全ての勉強法は初見の問題を解けるようにするための土台作りなんです
これを勘違いすると合格には近づけません

2.10割の中での6割でなく7割の中の6割を取る試験


試験後必ず目にするのは難問に対する文句
これが大きな勘違いです
そもそも資格試験は満点を取らせるように作られていません
さらに言えば合格点近辺に受験生の大半がおさまるように
実にうまく問題が構成されています
例えば宅建試験 得点分布とかで検索すると合格点前後数点に
多くの受験生が固まっています
それはどの試験も同じ行政書士試験も例外ではないです
あと数点で合格だった
実は結構多くの人がその状態なんです
近くとも遠いのがその数点何ですね

で、そういう性格の試験ですから解けない問題なんてのをガンガン織り交ぜてきます
行政書士試験の場合ざっくりと2・3割は受験生レベルでは解けなくて当たり前の問題なんです
で、そんな問題に躓いて文句言っているようでは合格は遠いです

解ける問題を確実に取る
これが合格への道になります

裏を返せば解ける問題と難問を判断できる能力が必要になります
難問に時間を取られて解ける問題を解く時間が減ったり
最悪時間切れになったら目も当てられません

その考えを踏まえると
○○法は勉強しないとかの戦略もダメだとわかります
難問をどの問題に紛れ込ませてくるかはわからないからです
今年は憲法が激ムズだったそうですが
来年は商法会社法がそうかもしれません
正解はどの分野でも解けなければいけない問題を解けるように準備しておき
当日難問を判断して捨てるです

とまあ色々と書いてきましたが
こういう戦略的な部分も予備校行っていればもっと有意義な事も含めて教えてもらえるでしょう
(自分は利用した事ないのですが、金払う以上その辺の対策は当たり前にしてくれるでしょう)
独学者はその辺を自分で考え自分で対策立てなければなりません

今年の択一の難化→記述の重要度が増す
来年の試験項目の変更を考えると
やっぱり予備校の方が良い気がしてきますね

ちなみに資格試験は年々難化していきます
業界の人手不足など余程の事情がない限り優しくなることはないと思っていただいた方が良いと思いますよ

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