【ふわっとエッセイ】推しと正しさ

「推しが結婚したり、男(女)がいたりしても叩くべきじゃない。祝福すべき」という言説が現代インターネット。実際にこれは正しいし、文句言ったり荒れたりするのは異常者。

が、誰しもが常に正しいわけなくて、そら好きだった声優やアイドル、Vtuberにパートナーがいたらショックを受ける人がいてもいいだろ。「正しい」を押し付ける価値観がインターネットを飲み込んでいくのは苦しい。

時代は多様性なんじゃないのかよ。もっと異常者にも優しくしろ!!!というのは嘘で、別に他人に優しくしてほしいわけじゃない。けど、推されるような素敵な人にパートナーがいて当然じゃんとデカい顔されるのがムカつく。

そういうことをSNSで投稿してRTされて仲間がいっぱいいる顔して、「正しい」を外野からぶつける承認欲求を満たすバカが本当に苦手。お前はイベント全通したことがあるか?うん万スパチャしたか?でもこれってやってるほうが異常者なんだよな。それは知っている。

時代は多様性。多様性とは、誰しもが誰しもを認め合う優しい世界ではなく、他人に対して労力を割きすぎないこと。推し側から推し方について論じられるのも外野から正しいを押し付けられるのも嫌だ。

自分は自分が楽しいことをしていたい。「距離感と節度を持って楽しむ」そんなののめり込んだらできない。いわゆるガチ恋は基本的に成就しないので最終的に苦しくなるかもしれないけど、やってるとき楽しければいいんじゃないかな。正しい、トータルでポジティブであることだけが人生ではないため。

やってるときさえ苦しくなってしまう場合は立ち止まりたいかも。そこだけは味方になれない。ごめん。

ちなみに、これはどちらの立場も想像。仮想的を殴ることで文章を書いている。

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