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清少納言とフィンランド

Hallo!

日曜の夜、週末ももう終わり。
まだ仕事をしているわけではないので、週末が終わったからといって憂鬱な月曜日が待っているわけではないのだけど、日曜日が日曜日であることは変わらない。
日本に帰ってきてからの日曜日の夜に楽しみにしているのは、大河ドラマ!
ドイツでもNHKプラスを利用していたので、見ようと思えば見れたのだけど、ドイツにいた時は全然見ていなかった。
なので、こちらに引っ越してきて初めて見た。なので、途中から見始めたことになるのだけど、それでも十分楽しめている。
大河ドラマ自体、続けて見るのは何年ぶりだろう?
たぶん、『利家とまつ』とか、それくらいまで遡ることになるかもしれない。(今調べたら、20年以上前の作品だったことにびっくりした)
フェミニズムの本を読んで以来、女性の権利とかそういったことが気になるようになり、そんなときに女性である紫式部が主人公のドラマは、今の私にちょうど良いタイミングだった。
まだ見始めて3話か4話だけれど、楽しいので最後まで走り切りたい。


そんな大河ドラマの主人公は紫式部だけど、今回の記事のタイトルは清少納言とフィンランド。
ドラマの中でも清少納言は大活躍しているし、今後の活躍に目が離せないけれど、今回はそんな清少納言だけでなく、フィンランドの話にも触れたい。

フィンランドが好きなことはnoteでも何度も触れているけれど、そんなフィンランド好きが、フィンランド人によって書かれたエッセイに興味を持ったのが、去年か、一昨年のこと。
フィンランド人が書いたからという理由で読み始めたのだけど、そしてもちろん彼女がフィンランド人であることも大事な要素の一つだとは思うのだけれど、そんな彼女が選んだテーマが清少納言だったことに驚いた。

遠くフィンランドから、清少納言に興味を持っていただいてありがとうございます。
日本人の場合、中学校で枕草子の一節を読むことになるのだけど、フィンランドの方にまで知ってもらえているなんてうれしい。
でも、この方のような働く女性には、参考になるようなところもあるのかもしれない。
日本人の場合、中学生の頃に国語の教科書の中で「春はあけぼの」と出会うけれど、こちらの本ではその時とはまた違った角度から枕草子を読み取ってくださっているおかげで、教科書に載っているフレーズ以外にどんなことが書かれているのかも知りたくなってしまう、そんな本でもあった。
ちなみに、私自身はたぶんこの本で、教科書に載っている以外の部分を大人になってから読んだ。

でも、このフィンランドの女性の視点で見るのも面白いし、大河ドラマというフィクションがたくさん織り込まれた世界観で見るのも面白い。
中学校でこれから『枕草子』に出会う若い学生さんたちも、色んな角度から楽しめるといいな、なんて思う今日この頃だ。


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