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公共交通機関と日本

Hallo!

この1ヶ月、就職活動&旅行で公共交通機関もいろいろと使ってきたので、今日はそれで感じたことを書こうと思う。

まず、ドイツとの大きな違いは、交通系ICカードの存在。
同じヨーロッパでも、そういうものがある国もあると思うのだけど(といってもイギリスしか思いつかないけれど)、ドイツにそういったものはない。
私が知らないだけかもしれないけれど、もしあったとしても日本ほど浸透していないと思われる。
日本は様々な鉄道会社があるから、そういうの(ほぼ)全部を一つのICカードで支払いできるのは便利ではあるけどね。

ただ、私は逆にこれはとても不便だと感じている。
ドイツの公共交通機関は、しょっちゅうストライキをしている点では、かなり不便。
でも、この乗車賃の支払いに関しては、ドイツ(というよりベルリン)のほうがずっとシンプルだし便利だと思っている。
なぜなら、ドイツでは、1日乗り放題券を買えば、全区間乗り放題。
日本のように、鉄道会社ごとに分けて乗車賃を払い直す必要はない。
これは、一日乗車券以外にも、1ヶ月乗り放題の定期もあって、それを持っていれば、私のように就活などでよく出かけるけれど、毎回行く場所が違う人にとってはとてもありがたい存在。
しかも、電車だけでなく、バス、地下鉄、トラムでも使える。
使える範囲も結構広い。
以前京都で暮らしていた時、似たような仕組みのバス定期があったけれど、あれは本当にバスだけだった。なので、市内の交通機関は全部使えるこの定期のようなものが、日本にもあればいいのに、と日々思っている。


と、不満もあるけれど、よいことももちろんある。
たとえば、相当小さい駅でなければ、確実にトイレがあるし、無料で利用することができる。
ドイツでは、駅に無料のトイレはない。
大きい駅なら有料のトイレがあるし、小さめの駅なら駅のそばに有料のトイレがある場合もあるけれど、無料なんてありがたいサービスはない。
しかも、ここ数年で日本の駅のトイレはかなりきれいになった。
(だからこそ、違和感のある飲食物のごみをトイレで見かけると複雑な気持ちになる)

さらに、トイレだけでなく、電車自体がきれい。
ドイツの電車、というと語弊があるかもしれないので、ベルリンの電車の、私がよく使っていた路線は、思う存分好き勝手にお絵かきしてもいいよ、というイベントがあって、日頃のストレスをスプレーにぶつけて遠慮せず描きまくった結果、というような外見をしていた。あ、外だけでなく、中もそれなりにすごい。
いつのまにかそれに慣れてしまっていたけれど、日本のきれいな電車に慣れた人間がいきなりあの電車に出会うと、結構な衝撃ではないかと思う。
私の経験では、空港に行く電車でそこまで芸術的になっているものはなかったので、ベルリンに着いてすぐそういった衝撃に出会うことはないと思う。


というわけで、公共交通機関に関して言えば、トイレ問題がなければ、ドイツのほうが便利かと思う。
そういえば、ドイツだけでなく、ヨーロッパはどこでもトイレ探しに苦労したなぁ。
ヨーロッパ人って、トイレが近くないのかな…

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